こんにちは、ヒーニョンです。
EOS Kiss Mが発表され、CP+2018で実機がさわれるとあり行ってきました。
最初に言いますが、EOS Kiss Mは売れると思います。
キヤノン ミラーレスカメラの スペック比較
僕がカメラを見るときに気にしている項目を2015年以降に発売されたモデルと比較してみました。
左ほどアマチュア向け、右ほどプロ向けに並べています。
EOS MにKiss Mとナンバリングがさらに複雑になりましたね。
カメラ | M10 | M100 | Kiss M | M3 | M6 | M5 |
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発売日 | 2015.11 (生産終了) | 2017.10 | 2018.3 | 2015.3 (生産終了) | 2017.4 | 2016.11 |
Amazon 価格 (2018.3) | 26,418 | 44,618 | 71,442 | 33,465 (EVF付 60,758) | 69,980 (EVF付 89,411) | 84,889 |
映像 エンジン | DIGIC6 | DIGIC7 | DIGIC8 | DIGIC6 | DIGIC7 | DIGIC7 |
有効 画素数 (万画素) | 1800 | 2420 | 2410 | 2420 | 2420 | 2420 |
連続撮影 速度 (コマ/秒) | 4.6 | 6.1 | 10 | 4.2 | 9 | 9 |
動画 (fps) | FullHD/ 29.97 | FullHD/ 59.94 | 4K/ 23.98 | FullHD/ 29.97 | FullHD/ 59.94 | FullHD/ 59.94 |
露出補正 ダイヤル | ☓ | ☓ | ☓ | ○ | ○ | ○ |
メイン ダイヤル | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
サブ ダイヤル | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ○ | ○ |
コント ロール ホイール | ☓ | ☓ | ☓ | ○ | ○ | ○ |
タッチ& ドラッグ AF | ☓ | ☓ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
EVF | ☓ | ☓ | 内蔵 | 後付 | 後付 | 内蔵 |
フォー カス フレーム 小 | ☓ | ☓ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
チルト 液晶 (度) | 上180 | 上180 | バリ アングル | 上180, 下45 | 上180, 下45 | 上85, 下180 |
起動時間 (秒) | 1.6 | 1.0 | 1.0 | 1.58 | 1.0 | 1.0 |
バッテリー パック | LP-E12 | LP-E12 | LP-E12 | LP-E17 | LP-E17 | LP-E17 |
撮影可能 枚数 | 255枚 | 295枚 | 235枚 | 250枚 | 295枚 | 295枚 |
大きさ (mm) | 108.0x 66.6x 35 | 108.2x 67.1x 35.1 | 116.3x 88.1x 58.7 | 110.9x 68x 44.4 | 112x 68x 44.5 | 115.6x 89.2x 60.6 |
質量 (g) +はEVF | 265 | 302 | 390 | 366 +43 | 390 +29 | 427 |
キヤノン ミラーレスカメラのポジショニング
一眼レフのKissシリーズはファミリー層をターゲットとしたモデルです。ミラーレスのKiss Mをさわってみて感じたのはアマチュアのオート撮影より、少し踏み込んだAv、Tvモードでの撮影も十分にこなせるハイアマチュアに近いと感じました。
執筆時点では、まだ発売前で、Amazonでは予約中で、価格は約7.1万円です。新機種だけに割高感はあります。6万円くらいに落ち着くと買いやすいです。
EOS Kiss M ハンズオン
一眼レフと比べると一回り小さいのですが、グリップが大きいので、厳つくてカッコよいです。
EOS Kiss X9iが約532gに対してKiss Mは約390gになり、これだけ軽くなるなら買い替えの動機には十分です。
色は2色でブラックとホワイトでブラックは約387gと少し軽いです。
一見するとM5と見間違えそうですが、左肩にダイヤル類がなくスッキリとしています。
今回の目玉は、バリアングル液晶です。やっとミラーレスで対応してくれました。キヤノンの開発担当者に話を聞くと、ボディの厚みが少し大きくなってしまったそうです。それでも400gを切っているのは凄いです。
バリアングルならローアングル、ハイアングル、自撮りに対応でき、三脚やフラッシュにも干渉しないのがいいですね。ただバリアングルだと一度左に開く手間が一つ増えます。
右上のシャッターボタンの周りがメインダイヤルです。撮影時にダイヤル調整できるのは、これだけになります。個人的には、もう一つ欲しかったです。
電源スイッチがレバー式なので分かりやすく誤操作しないのがいいですね。
モードダイヤルはM、Av、Tv、Pがあり、アマチュアというよりは、ハイアマチュア仕様になっています。
背面は、右側にボタン類が集約されています。大きな丸いボタンはコントロールホイールではなく十字ボタンなのです。ここがKiss Mで一番残念なところです。
十字ボタンの上の「+/-」は露出補正ボタンで、これを押して、メインダイヤルで操作できます。ISOをメインダイヤル操作するには、液晶画面に表示されるボタンを押すとできるのですが、ファインダーを覗きながらの操作ができません。キヤノンの社員さんに質問したら、設定方法は熟知していなかったのですが、別の物理ボタンに割り当てることはできるそうです。一手間掛かりますがファインダーを覗いたまま、露出、ISOのダイヤル操作ができます。
フラグシップモデルM5にしかなかった「タッチ&ドラッグAF」ができます。これは、ファインダーを覗きながら、親指で液晶画面をドラッグすることでAFフレームを動かすことができるのです。
されにAFフレームは小さくでき、シビやなポイントでオートフォーカスできます。これはM5,6にある機能です。
右面にはmicro USBポートがあり、パソコンと繋いでデータ通信を行えますが、バッテリーの充電はできません。
底面の三脚穴は光軸上にあります。
バッテリーパックとSDカードは底面からのアクセスです。専用のボディジャケットも発売されるようで、現物を見ることはできませんでしたが、写真を見る限りでは、収納部フタと干渉し、三脚穴がつぶれるのは、前シリーズから改善されていないようです。
Kiss Mで初めて搭載された機能を紹介します。
4K動画が撮影できるようになりました。これは大きいですね。23.98fpsと少し遅いのですが、4K動画が撮影できれば、切り抜きて動画が作れますからね。
あとは、無音撮影ができる、サイレントモードがあります。レストランなどでマナー的に音を出しにくいシーンで使えます。
そして映像エンジンがDIGIC8となり、フラグシップモデルのM5を超えていて連続撮影は10コマ/秒ですよ。サーボAFもよく効いていて、M3を使っている僕からしたら羨ましくてしかたありません。
まとめ
「Kiss Mがでた!」と聞いてはじめは期待していなかったのですが、これからカメラを趣味としてやっていきたい方には入門機として、とても良い選択だと思います。ただ常にオートモード撮影をする方には難しいと思うのでM100やM10がオススメです。
M3を買ってから3年です。僕は、どうするかというと、結論は買いません。(T_T)
理由は、操作系でメインダイヤルだけというのは面白くないのと、バッテリーがM3,5,6のLP-E17とは違い、Kiss, M10, M100と同じLP-E12なので、使え回せないこと。この2点をクリアーできていたら買ってましたね。
M5の後継機がいつでるのか、社員さんに聞いてみましたが、やっぱり教えてもらえませんでした。
ではまたヾ(^^へ)
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キヤノン EOS Kiss M ボディ ブラック |
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