こんにちは、ヒーニョンです。
迷惑メールやDMが増えてきたと感じることはありませんか?
Webサービスが充実してきて、いろいろなサイトを利用していると、どこで個人情報が流出したのか特定することが難しいです。
個人情報の流出元
自らの不注意で個人情報が流出するケースは2つあります。1つ目はパソコンがウイルス感染し情報を抜き取られるケースです。これを防ぐにはウイルス対策ソフトを利用しましょう。次の記事を参考にしてください。
2つ目は人為的ミスの誤操作です。個人を特定できる位置情報のある写真を投稿SNSなどに投稿してしまうケースなどがあります。
厄介なのが、自分でどんなに注意をしていても防ぐことができない企業からの流出です。ニュースで大きく取り上げられたものを抜粋しました。
- 2013年3月: Evernote 5000万件
- 2013年10月: 米Adobe 1億5000万件
- 2014年7月: ベネッセ 2070万件
- 2016年9月: Dropbox 6800万件
- 2019年12月: Facebook 2億6700万件
大企業ですし、IT系企業の情報処理の専門家でありながら個人情報を流出してしまっています。
調べてみると、ニュースにならない小さなものは毎日のように発生しています。
たちの悪いことに、いつ流出したか気が付けないし、ニュースになっても他人事のように思えてしまいます。
自分の個人情報が流出したかを知る方法
ウイルス対策ソフトで有名なノートン社が2019年よりサービスを開始している「ノートン ダークウェブ モニタリング」があります。
無料でメールアドレスの流出がないか調べられるのでやってみてください。
流出していたら次のように表示されます。
上記の例では、とあるサイトでメールアドレス、パスワード、ユーザーIDの個人情報が流出していると分かります。
個人情報の流出時の対処法
残念ながら上記の無料診断では限界があります。
有料のノートン ダークウェブ モニタリングを使い、さらに詳しい情報を調べます。
僕のメールアドレスは、Dropboxからの個人情報が流出したものだと分かります。
Dropboxのパスワードを変更するのは、もちろんですが、同じパスワードを使って別のサービスを利用していないでしょうか?もしありましたら、すべて変更しましょう。そして次の記事を参考にパスワードの管理方法を見直しましょう。
ノートン ダークウェブ モニタリング導入のメリット
無料ではメールアドレスだけでしたが、有料版になると次の個人情報も調査できます。
- メールアドレス: 最大5件
- 住所: 最大5件
- クレジットカード: 最大10件
- 電話番号: 最大5件
- 銀行口座: 最大10件
- 保険証券: 最大5件
- 運転免許証: 1件
利用期間中は監視してくれて、漏れた情報があれば通知してくれます。
エゴサーチのように自分でGoogle検索すればよいと考えるかもしれませんが、駄目なのです。なぜかというとダークウェブ(闇サイト)は通常の方法ではアクセスできないようになっているので検索には引っかかりません。
自分でダークウェブに入り込めば可能ですが、犯罪に巻き込まれたり危険ですからやめましょう。
1年版が約2,800円なので月230円をどう取るかですが、過去を精算するためにも1度は使ってみることをオススメします。
ノートン ダークウェブ モニタリングはブラウザでの確認なのでマルチプラットフォームで使えます。iOSやAndroidでは専用アプリも用意されています。
半年使ってみて
2020.11.19追記:
ノートン ダークウェブ モニタリングを導入してみて、なにも連絡がないので本当に仕事をしてくれているのか不安になります。しかし連絡は突然です。メールが届きました。
流出内容を見てみると、流出したサイトは特定されていませんでしたが、メールアドレスとパスワードの組み合わせから、自分のパスワード管理ソフト(1Password)を検索すると確かにあるのです(恐っ)。
アメーバブログ(アメブロ)で使っているパスワードだったのですが、アメブロから流出したかどうかは不明です。とりあえずアメブロのパスワード変更と同じパスワードを使っているサービスがないか調べて対策完了です。
まとめ
2019年7月に消費者代表として吉本興業の若手芸人100人の個人情報流出状況を調査したところ、35人のメールアドレス流出が確認されました。35%ですから他人事ではありません。
僕のメールアドレスがDropboxで流出していたのは残念ですが、他の個人情報が流出していないという安心感を得ることができました。
ではまたヾ(^^へ)
コメント