動画編集の初心者がプロの現場でも使われる動画編集ソフトVEGAS Proを使ってみた

こんにちは、ヒーニョンです。
最近は動画を見るだけでなく、自分で簡単に配信できる環境がそろいました。そこで動画を作成するソフトが必要になるのですが、ソースネクスト社からVEGAS Pro 14 Suiteの提供を受けましたので、動画作成の素人の僕が使うとどうなるかを報告します。

VEGAS(べガス)とは

VEGASはSONYの子会社Sony creative software社で開発されていた製品で、現在は世界的な映像・音楽ソフト開発メーカーMAGIXに引き継がれて開発され、日本での販売をソースネクスト社がおこなっています。

世界では有名なソフトで、国内の実績としては、ゲーム開発会社のスクウェア・エニックスでも導入されていて、ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアなどで実際に使われているそうです。

せっかく動画編集を勉強するならプロが使うツールをさわりたいですよね。
日本でプロが使う動画編集ソフトといえば、Adobe Premiere ProかFinal Cut Proの2強になります。アメリカでは日本と同じAdobe Premiere ProとFinal Cut Proに加えVEGAS Proの3強になるそうです。

3強の動画編集ソフトの価格と特徴

Adobe Premiere Pro

Adobeのソフトはサブスクリプション方式になっていてAdobe Premiere Proを使うには、Adobe Creative Cloud コンプリートが必要になります。価格は年間約5万円と高価ですが、AdobeのPhotoshopやIllustratorなど全ソフトが使えるようになりますし、常に最新版を手にすることができます。

もう一つの特徴が、Win版とMac版があることです。そして国内では有名なだけに入門書などの書籍が充実しています。
※1ライセンスで2台までインストールできます。

Final Cut Pro

Apple社が開発販売している商品です。Mac版のみでWin版がありません。価格は約3万5千円です。こまめにバージョンアップしていますがメジャーバージョンアップがないので、現在のところ無償でバージョンアップできています。

Adobe Premiere Proと比べると運用費は安く抑えられます。
入門書もAdobeほどではありませんがいくつか出版されていますし、Appleのソフトという安心感があります。

VEGAS Pro

VEGAS Pro 14 Suiteの定価は約9万円ですがソースネクストのセール時の価格は9,980円(2017年6月時点)です。この価格でプロの動画編集ができるのはうれしいです。ただしWin版のみでMac版はありません。でも僕はMacでWinを動かして今回は動画を作成しました。

VEGASシリーズの製品構成は次のようになっています。(セール価格は2017年6月時点)

プロ向け

• VEGAS Pro 14 Suite: 下記製品がパックで88,689円が9,980円(割引率88%)
  • VEGAS Pro 14: 下記製品がパックで66,489円が7,980円(割引率87%)
    • [動画編集] VEGAS Pro 14 Edit: 44,289円が4,980円(割引率88%)
    • [ディスク制作] VEGAS DVD Architect: 11,098円が2,480円(割引率77%)
  • [音楽編集] Sound Forge Pro 11: 44,394円が4,780円(割引率89%)

一般向け

• VEGAS Movie Studio 14 Suite: 下記製品がパックで15,538円が9,800円(割引率36%)
  • Movie Studio 14 Platinum: 下記製品がパックで8,878円が6,480円(割引率27%)
    • [動画編集] VEGAS Movie Studio 14: 5,548円が4,480円(割引率19%)
    • [ディスク制作] VEGAS DVD Architect: 11,098円が2,480円(割引率77%)
  • [音楽編集] Sound Forge Audio Studio 10: 6,658円が3,780円(割引率43%)
  • [作曲] ACID Music Studio 10: 6,654円が4,580円(割引率31%)

日本国内での知名度がないため入門書などの書籍はありません。しかし、ソースネクスト社から「PDF版ガイドブック」と「解説ムービー「60 分でわかる！」シリーズ」が販売されています。

解説ムービー「60 分でわかる！」シリーズ

• 「Vegas/Movie Studio」1 動画編集入門: 10,000円が1,000円
• 「Vegas/Movie Studio」2 映像効果編: 10,000円が1,000円
• 「Vegas/Movie Studio」3 キーフレーム編: 10,000円が1,000円
• 「DVD Architect」 オーサリング入門: 10,000円が1,000円

PDF版 ガイドブック

• Movie Studio 14 Platinum ビデオ編集入門: 1,980円が1,000円
• ACID Music Studio 10　完全入門ガイド: 1,980円が1,000円
• SOUND FORGE AUDIO STUDIO 10 Starter Manual: 1,880円が1,000円
• VEGAS Pro 14 ビデオ編集入門: 2,200円が1,000円

解説ムービー「60 分でわかる！」

次の3本の動画を実際にVEGASを使う前に見てみました。

• 「Vegas/Movie Studio」1 動画編集入門
• 「Vegas/Movie Studio」2 映像効果編円
• 「Vegas/Movie Studio」3 キーフレーム編

動画編集の初心者なら購入する価値は十分にあると思いました。僕は動画作成については初心者なので作業の流れなど、まったく分からなかったのですが、解説ムービーを視聴することで作業の流れをイメージでき一人でも動画を作れる自身が湧いてきました。
内容はなるべく専門用語を使わずに説明されるのでWordやExcelの操作が多少できるレベルなら付いて行けると思います。
一つ残念なのが、解説ムービー内で使用されるソフトがVEGAS Pro 13で古いバージョンなので、実際にVEGAS Pro 14で試してみようとするとボタンやダイアログの内容が変わっていて戸惑うところです。

VEGAS Pro 14で動画作成してみた

次の動画を作ってみました。

僕はYouTubeチャンネルを開局していて、いくつか動画をUPしていますが、全て無編集でしたので、それと比べると格段にレベルアップできました。

VEGAS Proはプロの動画編集ソフトなので素人が考えているようなことは全てできると思いますが、次の項目が動画編集ソフトでやりたかったことで、実際にできるようなったことです。

• テロップ
• 動画の不要な部分のカット
• 動画と動画を繋くときの切り替え効果(トランジション)
• 動画全体の明るさやコントラスト、ホワイトバランスなどの調整
• 写り込んでしまったモザイク処理
• ワイプ(ピクチャー・イン・ピクチャー)
• BGM等の音声の埋め込み

VEGAS Proの画面は大きく３つのエリアに分かれています。「解説ムービー「60 分でわかる！」シリーズ」でも説明があるのですが、動画編集を料理に例えてわかりやすく説明されています。
左上エリアから食材(動画データや音データ、静止画等)を取り出して下エリアのまな板におき、必要におうじて調味料(トランジション、エフェクト等)をふりかける。それを右上エリアのお鍋(プレビュー)で味見をする。

実際に作っているのはレシピ(動画プロジェクトファイル)なので、これを実際に使う媒体(DVD、ブルーレイ、パソコン、YouTube等)に合わせて出力(レンダリング)して完成です。これだけ知っていれば何とかなります。

作品を作ってみて感じたことは、
調味料にあたるトランジションがたくさんありワクワクしますし、下の画像では分かりませんが、効果が実際に動いて表示されているのでイメージしやすいです。
そして細かな調整をしたら自分好みのプリセットとして保存できるのが便利でした。例えば、テロップの表現とか毎回調整するのは面倒ですからね。

まな板での操作は、動画と動画を重ねたり、不要な部分をカットしたりする操作は直感的で分かりやすかったです。処理が重くなると思われる操作ですが、マウス操作をしていても遅延は感じませんでした。
動画を好きなところから再生するのも簡単です。しかし、お鍋のプレビュー画面では画像が荒いです。テロップの文字もジャギが目立ちます。実際に書き出される動画はキレイだったので、どこかに設定があるのかもしれませんし、処理を軽くするためなのかもしれません。

今回は6分の動画を作成したのですが、レンダリングに1時間半も掛かりました。MacでWinを動かしながらのためかもしれませんがレンダリングの時間は覚悟したほうが良いです。
※32bitOSは非対応でインストールできません。

まとめ

プロの動画編集環境を作るのに、価格がセールですが約1万円ですと、お手軽に始められるの選択肢としては十分ありだと感じました。
解説ムービー「60 分でわかる！」を3本で3時間も見て勉強しましたが、とても楽しかったです。動画編集もひと通りできるようになりましたので、ブログを表現する一つの方法として動画も積極的て取り入れていきます。

ではまたヾ(^^へ)

こちらで購入できます

関連記事

• 動画編集はじめるなら絶対VEGAS Proがオススメ