湿度計が違う値をしめすのは精度か寿命の問題

こんにちは、ヒーニョンです。
湿度計は一生モノだと思っていませんか？
僕は勘違いしていました。湿度計は消耗品だったのです。

湿度計が違う値を示す理由

赤外線リモコンで動作する家電をスマホで操作できるようにするために、スマート家電コントローラのRS-WFIREX3を購入しました。RS-WFIREX3には湿度センサーが付いているので、湿度が60%を超えたら通知するように設定していたのですが、ある日やたらと通知がくるのです。部屋の湿度計を見ても50%なので、RS-WFIREX3の湿度をスマホから見ると63%なのです
RS-WFIREX3は初期不良なのかと思って調べてみました。

湿度計の精度

一般向けの湿度計は精度は悪いようです。僕が持っている湿度計の精度を調べてみると次のようになていました。

• 「セイコー クロック NR522K」 湿度測定範囲:25%RH～85%RH 測定精度:+-8%(25℃)
• 「MONDO 温度湿度計付き時計」 不明
• 「ラトックシステム RS-WFIREX3」 湿度測定範囲:20～80％ 測定精度:不明

不明だったり、+-8%も誤差があると、2つの湿度計で最大値と最低値が偶然でると16%も違う結果になります。
こんなに違うと目安にもならないです。

湿度計の寿命

湿度計に使われるセンサーは、アナログの湿度計には毛髪式やバイメタル式が用いられ、デジタルの湿度計には電気抵抗式や静電容量式が用いられています。このセンサーの経年劣化が避けられないため寿命があります。センサーの種類や使用環境にもよりますがおおむね３～５年程度といわれています。衝撃だったり結露すると寿命が縮むようです。
これは安価な湿度計に限らず高価な湿度計であっても、湿度センサーは数年で劣化します。
温度センサ・湿度センサをB2B用途でオンラインで購入する場合はアールエスコンポーネンツが便利です。規格ごとに検索ソートがかけられ商品選択がしやすく、業者価格での部品購入が可能です。

新しく湿度計を買った

多少精度が良くて安価な湿度計を買ってみました。
「Homidy デジタル湿度計」です。湿度測定範囲0%RH～100%RH 測定精度:+-3%RHです。

実際に使ってみると、「Homidy デジタル湿度計」と「ラトックシステム RS-WFIREX3」は常に2%くらいの誤差しかないのです。
僕の持っていた「セイコー クロック NR522K」と「MONDO 温度湿度計付き時計」は寿命でのようです。思い返せは購入してから10年以上経っています。

湿度計を購入するにあたり、いろいろな商品を見て感じたことは、精度が良いものでも±2%RHの誤差があることです。価格もいろいろですが1,000~3,000円位がお手頃のようです。

僕が購入した「Homidy デジタル湿度計」はKindle Paperwhiteなどで使われているE-Inkディスプレイなので、360度にはっきりと見え、遠くから見ても確認しやすいです。

モノクロ液晶と比べると驚くほど見えやすいです。
これだけでも買って良かったと思えます。

デザインは2018年ドイツのレッドドット賞を受賞するほどで、シンプルで美しいです。
卓上ブラケットが付属しているので、机の上に置くことができますし、壁掛け両面テープとマグネットが付いています。欲を言えば吊り下げるためのフック穴があったら良かったかと思います。

まとめ

湿度計は消耗品なので、あまり高価なものを買ってもしかたありません。かといって百均などでは精度が悪くて目安にもならないです。
1,000~3,000円くらいで、測定精度が+-3%RH以内のものがよいと思います。測定精度が書いていないものはやめておいたほうが無難です。
あとは、湿度計は一つではなく、複数持ち合わせていて寿命切れを早めに察知することです。
購入したら日付を書いておくとよいです。「Homidy デジタル湿度計」の裏蓋を空けると電池が交換できるのですが、製造年月日と思われる日付が書いてありました。

ではまたヾ(^^へ)

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