こんにちは、ヒーニョンです。
Canonのミラーレスカメラ EOS Mシリーズ専用レンズで現時点でもっとも価格が高い「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」の実力について実際に撮影してきたものを紹介したいと思います。
比較対象のレンズも含めて次の3つのレンズを使用しています。
- EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
- EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
- EF-M22mm F2 STM
※ 写真はWeb掲載の都合上、解像度を落として容量を最適化しています。一部写り込みにモザイク処理をしていますが、見た目を変えるような加工はしていません。
昼景撮影
- EF-M11-22mm 11mmズーム撮影
- 僕が所有している一番広角なレンズEF-M11-22mmの11mm広角で撮影しました。撮影データはF6.3 11mm 1/640 ISO100です。
左の赤レンガ倉庫が中途半端で邪魔なので、右の赤レンガ倉庫に近づきたいのですが、そうするとランドマークタワーが見えなくなってしまうという、もどかしい写真です。
- EF-M18-150mm 18mmズーム撮影
- 同じ位置からEF-M18-150mmレンズの18mmズームで撮影しました。撮影データはF6.3 18mm 1/640 ISO100です。
実際ならもう少しズームした方が良いと思いますが、ランドマークタワーとコンチネンタルホテルが協調され横浜らしい写真になりました。
- EF-M18-150mm 150mmズーム撮影
- 同じ位置から150mmの最大ズームで撮影しました。撮影データはF6.3 150mm 1/640 ISO100です。
ランドマークタワーまで1.2kmありますが、人影が分かるのでは!と思えるくらい寄れますね。
EOS M3はAPS-Cサイズなので35mm換算すると1.6倍の240mmになります。
夜景撮影1
- EF-M11-22mm 11mmズーム撮影
- EF-M11-22mmレンズで11mm広角撮影です。撮影データはF4.5 11mm 1 ISO100です。
コスモワールドに隣接する道路の歩道から撮影しています。ジェットコースターまで60mで、撮影位置が下がれない場所なので、広角レンズの威力を発揮でき、観覧車とジェットコースターを納めることができました。
- EF-M18-150mm 18mmズーム撮影
- 18mmズームで撮影です。撮影データはF3.5 18mm 0.5 ISO160です。
18mmでは寄りすぎてジェットコースターが入らないですね。
- EF-M18-150mm 150mmズーム撮影
- 思い切って150mmズームで撮影です。撮影データはF14 150mm 0.5 ISO100です。
時計まで90mありますが、大きく切り抜くことができます。昼間だったら観覧車に乗っている人が分かりますね。
夜景撮影2
- EF-M11-22mm 11mmズーム撮影
- 11mmの広角レンズでの撮影です。撮影データはF4.0 11mm 1/4 ISO4000です。
歩道橋の上から赤レンガ倉庫を見下ろせるスポットです。赤レンガ倉庫まで約190mの地点からの撮影です。11mmでは広角過ぎて寂しい写真になりますね。
- EF-M18-150mm 18mmズーム撮影
- 18mmズームでの撮影です。撮影データはF3.5 18mm 1/4 ISO2500です。
もう少し寄りたいと思う写真です。
- EF-M18-150mm 150mmズーム撮影
- 150mmズーム撮影です。撮影データはF6.3 150mm 0.3 ISO6400です。
標識が何か分かるレベルになります。
ポートレート撮影
- EF-M18-150mm 18mmズーム撮影
- 18mmでの撮影です。撮影データはF6.3 18mm 1/60 ISO125です。
CP+のイベントでの撮影なので、モデルさんに近づけない状況です。モデルさんまで約10mです。こういう撮影は時間が勝負なので、あわてていて設定をミスしています。F値を3.5にあげていませんでした。(T_T) でも背景ボケは期待できそうにないですね。
- EF-M18-150mm 150mmズーム撮影
- 最大の150mmズームでの撮影です。撮影データはM18-150mm F6.3 150mm 1/160 ISO6400
本来なら、ここまで寄らなくてバストショットなのでしょうがね。モデルさんの約1m後ろにある花がすこしボケていますね。
マクロ撮影
マクロ撮影の被写体はダンボーとスーパーカブのフィギュアです。それぞれ10cm間隔に並べています。
- EF-M22mm 22mmズーム撮影
- 僕がいままでマクロ撮影に使用していたEF-M22mmのパンケーキレンズでの撮影です。撮影データはF2.0 18mm 1/80 ISO100です。
このレンズの凄いところは15cmまで近づけるのです。そしてF2.0なので10cm後ろの白いダンボーはよくボケています。
接写できる凄さがあるのですが、自分の影が写り込みダンボーの顔が暗くなるという難しさがあります。ライトの置き方を工夫する必要があります。
- EF-M18-150mm 18mmズーム撮影
- 18mmズームで最短撮影距離25cmまで近づいた撮影です。撮影データはF3.5 18mm 1/60 ISO400です。
18mmで25cmまで近づくと、少し背景ボケしてきますね。
- EF-M18-150mm 150mmズーム撮影
- 150mmズームで最短撮影距離35cmまで近づいた撮影です。撮影データはF6.3 150mm 1/250 ISO5000です。
この結果から、22mmのパンケーキレンズより大きく写せることが分かりました。F6.3ですが、ボケ具合も良くて、35cm離れているので自分の影も映り込まずに撮影できています。これからブツ撮りにはパンケーキよりEF-M18-150mmが使えると思いました。
ブツ撮り
- EF-M22mm 22mmズーム撮影
- 22mmで最短撮影距離15cmでダンボーが全体に入るように撮影しています。
右上が暗いのが自分の影が写り込んでいます。
- EF-M18-150mm 撮影
- 上の写真と同じサイズのダンボーになるように50mmズームで撮影距離が約50cmで撮影しています。
ダンボーの大きさは、ほぼ同じまのですが、被写体から離れる分、奥行きのある写真になります。表現の使い分けができますね。
ズームレンズで下向きの撮影で気になるのが、レンズの自重で勝手にレンズが伸びてズームになるレンズがあることです。EF-M18-150mmは新品の状態ですが、そのようなことはなく、ズームリングの硬さも良い感じに硬くて丁度良いです。
まとめ
「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」はブツ撮り、ポートレート撮影には大活躍です。ここまでは予想していたのですが、旅に行くときにも広い場所があるなら使えるレンズだと分かりました。
撮影していて気付いたのが、マクロ撮影で望遠側を使うと、ファインダーを覗いて手ぶれを大きく感じるので、シビアな構図で撮るのが難しく、連写にすることで思った構図の写真が得られます。
パンケーキレンズの使いどころが無くなってきましね。でも小さいので機動力はピカイチです。
レンズポーチの記事は「高倍率レンズEF-M18-150mmのレンズポーチにはLP816がやぱり良い」を参照してください。
ではまたヾ(^^へ)
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