こんにちは、ヒーニョンです。
シウマイ弁当で有名な崎陽軒の工場見学に行ってきました。
「崎陽軒」の社名の由来は、創業に携わった4代目横浜駅長の久保久行さんの出身地が長崎県であったことから、長崎の別名である「崎陽」をとって「崎陽軒」と命名しました。
予約方法
ネット予約は「崎陽軒 工場見学」のリンク先です。
「親子で楽しめる工場見学」のランキングで上位にくるだけあり、予約も一苦労します。
ちなみにランキングは次のようになっています。
- 全日空 ANA機体メンテナンスセンター(東京都大田区): ブログ記事へ
- トヨタ自動車 工場・トヨタ会館など(愛知県豊田市): ブログ記事へ
- 江崎グリコ グリコピア神戸(神戸市)
- 新日本製鉄 君津製鉄所(千葉県君津市)
- キューピー 伊丹工場(兵庫県伊丹市)
- JFEスチール 東日本製鉄所(千葉市)
- バンダイ ホビーセンター(静岡市)
- 日産自動車 追浜工場(神奈川県横須賀市)
- 崎陽軒 横浜工場(横浜市)
- 味の素 川崎工場(川崎市)
見学日の三ヶ月前から予約開始するのですが、1日でほぼ埋まってしまいます。
予約するコツは、行きたい日にちから逆算して三ヶ月前の同日午前0時にネットに貼り付いて予約すれば、ほぼ間違えなく取れます。工場見学が実施されるのは毎週水曜日、木曜日、金曜日、土曜日のみで、毎月末日と年末年始は実施していませんので注意してください。
見学は次の4つの時間帯から選ぶことができ、各回90分です。
- 9:30 ~ 11:00
- 11:00 ~ 12:30
- 12:30 ~ 14:00
- 14:00 ~ 15:30
場所
場所は神奈川県横浜市都筑区にあります。近くには日産スタジアムやイケアがあります。地図では入口が分かりにくいのですが、大きな道に面した崎陽軒港北インター売店を目印に入ると分かります。
入口に進入すると直ぐに案内の看板が見えるので安心して入れます。警備さんが立っているので工場見学にきたと言えば通してくれます。
車でいくなら工場見学予約時に一緒に駐車場を予約すれば停められます。僕はバイクで行ったのですが、停めさせてもらえました。
公共交通機関でいくなら近い駅は横浜線の小机駅ですが、駅から歩くと30分以上かかるので、新横浜駅前からでているバスがいいと思います。
シウマイ工場見学
開始時刻の10分前から誘導が始まります。入場パスをもらって、用意してある上靴を履いて中に入ります。入場パスは紐の色でグループ分けされていて、1グループ約10名で4グループありました。グループ毎に社員さんが案内してくれます。
10分前に待つように言われたのが奥にある部屋です。ここで会社概要の説明をビデオでみて工場見学が始まります。
モニターの脇にはシウマイの原材料が見本で置いてあります。全9種類で豚肉、玉ねぎ、千帆立貝柱、グリンピース、塩、こしょう、砂糖、でんぷん、小麦粉(皮)です。千帆立貝柱だけは本物が置いてあって良い香りがします。
崎陽軒のシウマイはお弁当に入るので、冷めても美味しいがコンセプトに開発しています。その秘密が豚肉と千帆立貝柱のふたつの個性が出逢い、お互いの旨味を引き立て合うことにあります。
シウマイ弁当の醤油入れに特徴があり、ちょうたん型の容器に表情を描いて「ひょうちゃん」という名前が付いています。
先ほどから「シウマイ」と書いていますが、一般的にはシュウマイ、シューマイと書くのですが、間違えているのではありません。崎陽軒では4文字の「シウマイ」に統一しています。理由が2つあります。1つ目が「美味しい」の意味の「うまい」が隠されていること、2つ目が本場の発音が「シーマイ」と聞こえることから「シウマイ」にしたそうです。
工場内の通路には歴代のひょうちゃんが並べられています。
次の写真が初代(1955年~)いろは48文字にちなんで48種類作られています。
二代目(1988年~)崎陽軒80周年を記念して80種類あります。
三代目(2003年~)現在のひょうちゃんです。初代が復活していますが、当時はコルク栓だったのが現在はゴム栓に変わっています。
期間限定やひょうちゃん60歳のときの還暦記念もあります。金色は何万個に一つしか入っていないレヤ物でした。
実際にはさらに奥に進むと工場で作業している方やロボットが見えるのですが、撮影は禁止でしたのでご了承ください。
アンの練り合わせはフロアが違うということでビデオで説明がされました。シウマイの彩りでグリーンピースが頭に乗っているイメージですが、崎陽軒では最初からアンに練り込まれているので、シウマイによっては無かったり、複数入っていたりするそうです。
実際に作業が見えたのは、シウマイのアンが入ったバケツが天井レールを伝って流れてきて機械に詰め込まれると、一瞬のうちに皮に包まれていき、9mのトンネル内を10分ほどかけて通過するうちに蒸されていきます。できたシウマイがパッケージングされていく様子です。
弁当工場見学
玄関から入ったので1階にいるかと思っていたら、実は2階でした。次は弁当工場の5階へ移動です。
5階へ上がると貴重な写真がたくさん飾られていました。
駅構内でシウマイ弁当を手売りしていたシウマイ娘です。女性の憧れの職業だったそうで、身長制限があり158cm以上必要だったそうです。今では普通の身長ですが、当時の女性の平均身長が151cmだった頃なので限られた人しかなれなかったそうです。
身長制限がある理由は、電車の窓越しに販売するときに問題にならない身長だったそうです。最近は窓越しの販売を見なくなりましたね。窓の開かない電車も多いですしね。
5階でも実際の作業風景は撮影禁止でした。
シウマイ弁当を流れ作業で箱詰めするところを見ることができました。
一直線の長いレールの上を経木(きょうぎ)の弁当箱が流れていき、人手で、ご飯から始まり、シウマイ、筍煮、鮪の照り焼き、かまぼこ、玉子焼きと次々に箱詰めしていきます。全てが目分量で詰めていますが職人のワザで正確だそうです。最後は紐で結んで完成です。
弁当の紐結びは新入社員は全員練習するそうです。
試食
最後がお楽しみの試食です。エレベーターで3階に向かうと、記念撮影コーナーがあります。電車は東海道線ですね。
試着用のハッピとタスキがあります。
歴代の制服がならんでいます。だんだんスカートが短くなっていってますね。
試食の前に手洗いかと思ったら、工場でやっている手洗いを体験できるコーナーで、始めると2分かかるので、できたてのシウマイが冷めてしまうので注意しましょう。
今回の試食のメニューです。
- 昔ながらのシウマイ
- 特製シウマイ
- 筍煮
- PINE CUBE
工場からでてきたばかりのシウマイを食べれるのはココだけです。
醤油入れのひょうちゃんは記念として持って帰れます。
温かくて美味しいです。崎陽軒のシウマイは少し小さいのですが、理由があります。1928年の発売当初はほとんどの方が列車の中で食べるため、揺れる列車の中でもこぼさず食べられるよう一口サイズにしているそうです。
もっと食べたい!
プチミュージアムショップ
玄関を入ったところにプチミュージアムショップがあります。工場見学は完全予約制ですが、プチミュージアムショップは営業していたら誰でも入れます。工場見学に早めに来てジックリと楽しむのもいいし、工場見学が終わってからでも大丈夫です。
資料が壁に掲示されていたり、
展示品もたくさんあり、見応え充分です。
目を引くのが電車の座席です。
ここのオススメが工場できたてアツアツメニューです。少量のシウマイをアツアツでいただくことができます。
レジで食券を買って注文します。
ショップ内で、電車の座席に座って食べることができます。
試食では、工場から流れてきてるので少し冷めていましたが、プチミュージアムショップは目の前で蒸しているので、本当に熱いです。ハフハフ言いながら、美味しくいただきました。
シウマイ弁当も販売しています。
お土産にはシウマイが人気ですが、いろいろと種類があります。
日持ちの長さで選ぶといいです。
昔ながらのシウマイは常温保存で当日中に食べる必要があります。
特製シウマイはサイズが1.5倍で貝柱が多く入っています。
おいしさ長持ちシリーズは冷蔵保存で7~15日持ちます。食べるときには電子レンジで温めると、ポンッという音がして真空包装が破れて出来上がりです。
真空パックシウマイは一番日持ちして2ヶ月~5ヶ月です。食べる時に温めます。
シウマイ以外にもお菓子や、
ガイドブック、
ひょうちゃん しょう油さし、
ひょうちゃん ぬいぐるみなどが販売されています。
お土産
お土産にオリジナルTシャツが欲しかったのですが、無かったです。
購入したのが、昔ながらのシウマイと真空パックシウマイです。
定番のものを食べ比べしかったので買いました。
昔ながらのシウマイ 15個入りです。
今年が崎陽軒の創業110年なので、110番ということで神奈川県警察とコラボしているパッケージです。
温め直してもいいのですが、崎陽軒のシウマイは冷めても美味しいということで、そのまま食べます。
神奈川県警察とコラボしたひょうちゃんが入っています。
当たり前のように、おてふきが入っていますが、駅弁におてふきを添えたのは崎陽軒が初めてです。
工場でできたてを食べましたが、冷めても違う意味で美味しいですね。ビールがよく合います。
断面を見てみると、食感が良いように食材がゴロゴロとしています。
グリンピース発見!
最後は真空パックシウマイ 15個入りです。
「真空パック」という言葉は誰もがしる言葉ですが、崎陽軒が初めて商品名として使い、全国的に広まりました。
中身を取り出すと、醤油が無い! ひょうちゃんが入ってないぞ(`ε´)
これ間違えじゃないのです。工場見学で説明を受けたので、醤油が無いのは知っていました。理由があって、真空パックのシウマイは2ヶ月から5ヶ月も日持ちするので、醤油の方が日持ちしなくなるそうです。
カラシも日持ちさせるため粉状のものが入っていますので、使う時に水で戻す必要があります。
小さく感じたので、昔ながらのシウマイと並べて比べると、ギュッと詰め込まれているだけのようです。
温めるには、蒸し直したり、電子レンジでもいいのですが、僕は湯煎しました。
昔ながらのシウマイとは見た目が変わりますね。
断面も少し押し潰されたような感じです。
湯煎したので温かい状態で食べました。食べ比べると、真空パックすると少し味が落ちる気がしますが、レトルトでこれだけの味がでれば十分ですが、日持ちさせる必要がないなら昔ながらのシウマイがオススメです。
まとめ
社員さんが細かく教えてくれたので、あっという間の90分で楽しかったです。
小学生以上のお子さんなら楽しめると思います。
ではまたヾ(^^へ)
こちらで購入できます
横浜名物 シウマイの崎陽軒 キヨウケン 真空パック シュウマイ 30個入(15個×2箱) |
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