こんにちは、ヒーニョンです。
2020年11月10日(日本時間11日AM3:00 ※1時間遅い)よりAppleイベントが開催されました。9、10月に続いての発表です。
今回発表されたデバイスはAppleシリコン搭載のMacBook Air、MacBook Pro、 Mac miniです。公演時間は約50分でした。
※ 本記事中の価格はすべて税抜です。
Appleシリコン Mac
2020年6月開催のWWDC20で発表したAppleシリコンを搭載したMac 3機種が発表されました。見た目は現行モデルをほとんど変わりありません。11月17日発売です。
AppleシリコンはiPhone、iPadで使われているSoCのAシリーズを元に、Mac用にしたMシリーズです。その初代がM1チップです。
前モデルのInterlプロセッサと比べ、高速で消費電力が少ないです。いままでノートパソコンのバッテリーは約10時間で、実際に使っていると1日は保ちませんでした。約20時間となり1日保つのが現実的になります。電源アダプターを持ち歩く必要がなくなるのは嬉しいです。
MacBook Air
前モデルと比べて性能は
- CPU: 最大3.5倍高速
- GPU: 最大5倍高速
- 機械学習: 最大9倍高速
MacBook Airはファンレスになります。
バッテリー保ちは
- ウェブブラウジング: 最大15時間
- ビデオ再生: 最大18時間
インターフェイスは
- Thunderbolt / USB 4 x 2
- ヘッドフォン
価格は
- MacBook Air 13インチ (M1: 8コアCPU/7コアGPU/16コアNeural Engine) /8GB/256GB/ 104,800円
- MacBook Air 13インチ (M1: 8コアCPU/8コアGPU/16コアNeural Engine) /8GB/512GB/ 129,800円
※ メモリは16GB、ストレージは2TB SSDまで拡張可能
※ Intelプロセッサ搭載モデルはなくなった。
MacBook Pro 13インチ
前モデルと比べて性能は
- CPU: 最大2.8倍高速
- GPU: 最大5倍高速
- 機械学習: 最大11倍高速
バッテリー保ちは、
- ウェブブラウジング: 最大20時間
- ビデオ再生: 最大17時間
インターフェイスは
- Thunderbolt / USB 4 x 2
- ヘッドフォン
価格は
- MacBook Pro 13インチ (M1: 8コアCPU/8コアGPU/16コアNeural Engine) /8GB/256GB/ 134,800円
- MacBook Pro 13インチ (M1: 8コアCPU/8コアGPU/16コアNeural Engine) /8GB/512GB/ 154,800円
※ メモリは16GB、ストレージは2TB SSDまで拡張可能
※ 第10世代Intel Core i5プロセッサ搭載モデルも併売される。
Mac mini
前モデルと比べて性能は
- CPU: 最大3倍高速
- GPU: 最大6倍高速
- 機械学習: 最大15倍高速
インターフェイスは
- Thunderbolt / USB 4 x 2
- USB Type-A(3.1 Gen1) x 2
- ヘッドフォン
- Ethernet
- HDMI2.0
価格は
- Mac mini (M1: 8コアCPU/8コアGPU/16コアNeural Engine) /8GB/256GB/ 72,800円
- Mac mini (M1: 8コアCPU/8コアGPU/16コアNeural Engine) /8GB/512GB/ 92,800円
※ メモリは16GB、ストレージは2TB SSDまで拡張可能
※ 第8世代Intel Core i5プロセッサ搭載モデルも併売される。
macOS Big Sur (バージョン 11.0)
現地時間の今週12日木曜日(日本時間11月13日)に正式にリリースです。
IntelプロセッサとAppleシリコンの双方で動くOSはすごいけど、現行のIntelプロセッサMacでも安定するのに時間がかかると思います。仕事で使っているMacなら状況を見て慎重にアップデートしたほうがよいです。
噂されていて、発表されなかったもの
- iPhoneのリフレッシュレート120Hz
- iPhoneのUSB-C端子
- EarPods Studio(Appleヘッドホン)
- AirTag(Apple忘れ物防止タグ)
- Lightning編み込ケーブル
まとめ
性能は高く、価格は安く思わず購入したくなります。
しかし注意が必要です。
それは今あるソフトウェアがすべて動くとは限らないからです。開発者インタビューでは10分でできたなどと言っていますが、これはビルドが通ってなんとなく動いているだけであって、何もテストをしていない状況です。フルテストをするだけでも膨大な時間がかかりますし、問題があれば修正する必要があります。これは規模の大きなソフトウェアほど大変です。
鍵となるのはUniversal 2とRosetta 2のデキです。Apple自身もAppleシリコンへの移行は数年をかけて行う予定です。
Appleは過去にCPUアーキテクチャをMotorola(MC68000) → IBM(PowerPC) → Intel(Core i) → Apple(ARM)のように移行してきました。今回で3度目の変更です。期待できるのが、回数を繰り返すたびに上手くなっていることです。
Macのソフトをたくさん持っている方は様子を見たほうがよいです。はじめてMacを購入する方でも使いたいソフトがあるなら事前に対応しているか確認する必要があります。
僕はMacBook ProとMac miniを持っているのでインテルMacが高値で売れる間に1台は買い替えてもよいかと思っていますが、現状に不満がないのですよね。どうしよう?
気になるのはM1チップが8コアCPU/8コアGPU/16コアNeural Engineで同じでもMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniで性能差があり、クロックが違ったりするのかということです。うぅーどうなんだろう?AirとProで同じベンチマークとかありえないよね。
ではまたヾ(^^へ)
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