マイクロソフトから開発者にとってビッグニュースが届きました。
一足早いクリスマスプレゼントです。
なんと「Visual Studio Community 2013」(フル機能版)が無償で提供されたのです。
いままで学生用として「Express」という機能制限があるエディションがありましたが、「Community」というエディションはフル機能です。
Spring 2012 Student Hackathon Coding by hackNY.org
また、これが学生専用ではないのです。冒頭で「だれもが」と書きましたが、利用可能ユーザーは次のようになっています。
- 個人開発者は、個人開発者自身の無償または有償アプリを Visual Studio Community を使って開発できます。
- Visual Studio Community を使える企業体は以下の規定に従います。
- 研修環境、学術的研究、OSI が認定するオープン ソース ソフトウェア ライセンスに準拠したオープン ソースの開発者プロジェクトに利用す場合、企業体は何人でも Visual Studio Community を利用可能
- PC 台数 250 台未満 または 年商 1 億円未満の企業は、これに該当する企業のアプリケーション開発においては Visual Studio Community を 5名まで利用可能
※ただし、上記企業が、これ以外の企業からの何らかの報酬を伴う委託に対しアプリケーション開発する場合には Visual Studio Community は利用できません。
かなり広範囲の人々に使えるようになっています。
僕は企業に所属していますが、古い環境で開発をしています。必要がないかぎり最新の環境は与えられていません。
当然といえば当然です。ライセンス料は高いですからね。
今回「Community」エディションはホントにありがたいですね。
早速、インストールしてみました。僕はテストや分析系の機能に興味がありますので、また別の記事で書ければと思います。
話は変わるのですが、「オフショア開発」とう言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これは開発業務を人件費の安い新興国に委託・発注することです。一番有名なのはベトナムにあるFPTソフトウェア社です。
20140906_085304_Dịch Vọng Hậu by Nguyen Hung Vu;
現在、多くの日本企業が発注しています。しかし良いことばかりでなく言葉や文化の違いによる問題が多く発生しています。
それを克服するためにFPTソフトウェア社は「日本向けに1万人のブリッジSEを育成する」と宣言しました。
ブリッジSEとは日本企業とベトナムの現地エンジニアの橋渡しする技術者のことです。
FPTソフトウェア社はFPT大学も運営しています。ベトナムの学生はFPTソフトウェアに入社することが一つのステータスなので、ハングリー精神が強く必死に勉強するそうです。実現するのも時間の問題かもしれません。
一方、日本の技術者はどうでしょうか?
必死に技術を身につけようと日々頑張っている技術者はそれほど多いとは思えません。
ある程度、仕事ができるようになったら努力を怠る技術者ばかりではないでようか?
はじめに紹介した「Visual Studio Community 2013」によって若いエンジニアがベテランエンジニアを超えるのも近い話のような気がします。
僕が思うには、現状維持は楽です。でもその甘えが取り返しの付かないことになるのではと現在の技術者は危機感をもって欲しいです。
やる人とやらない人の格差社会がいずれ来るのではないでしょうか?
Money on a bed of cash by 401(K) 2012
ではまたヾ(^^へ)
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Microsoft Visual Studio Professional 2013 通常版 |
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