こんにちは、ヒーニョンです。
マンホールカード3つ目は入手するのが難しい東京23区です。なぜ難しいかというと、施設見学を予約して約1時間半も話を聞かなければならないからです。
予約
「旧三河島汚水処分場喞(ポン)筒(プ)場施設」に電話(03‐6458‐3940)します。しかし電話になかなか出てくれません。(・_・、)現地に行って分かったのですが、少数の職員で運営していて、随時見学を案内していて席を外しているからです。
Webページを見ていると「23区内の水再生センターの場合は、こちらの見学受付窓口から」と書いてあって電話をすると、こちらは現在可動している浄化施設の見学で、マンホールカードがもらえるのは国指定重要文化財に指定された「旧三河島汚水処分場喞(ポン)筒(プ)場施設」なのです。違うのでご注意ください。後から聞いたのですが「有明水再生センター」の見学は子供も楽しめて面白いそうです。予約は2ヶ月待ちでした。
三河島水再生センター
「旧三河島汚水処分場喞(ポン)筒(プ)場施設」は三河島水再生センターの中にあります。
入口は三河島公園側にあります。入口には守衛さんがいて、見学に来たといったらバイクのまま中に入れてもらえました。
マンホールカードの配布が始まって間もないこともあり、守衛さんが分かっていなくて、奥にある三河島水再生センターを案内されてしまいました。「旧三河島汚水処分場喞(ポン)筒(プ)場施設」と三河島水再生センターは管理が違うようで場内も監視カメラが作動していて怒られるところでした。
入口のゲートを通過して直ぐ左手の施設が会場でした。間違っても真っ直ぐ行かないようにしてください。
入口のゲートを通過して直ぐ右側には「日本の下水処理発祥の地」という石碑が建っています。形がイビツなのは、当時下水処理していた範囲の地図だそうです。右側に少し傷が付いているのが、この旧三河島汚水処分場喞(ポン)筒(プ)場施設です。
見学
まずは施設の案内ビデオを見て勉強してから施設見学に向かいます。直ぐにレンガ造りの建物が見えてきました。足元にあるゴッツいマンホールの下に現在も下水が集まってきていて、昔はこのまま真っ直ぐ先にある施設に流れ込んでいたそうです。現在は右に曲がり新しい施設に流れています。
前に見える建物が阻水扉室で下水を止めることができます。そして足元にあるのが念願のマンホールカードに写った蓋です。
現在設置している新しい蓋とは少し形状が違うそうですよ。
ここは沈砂池です。当時はクレーンがあって大きなゴミをココでまず取り除いたそうです。2列ありますよね。これは一方が壊れても、下水は24時間流れ込むので、2列用意して常に可動しているそうです。
この細い管がヴェンチュリー管といって、圧力の差を利用して下水の量を計測しているそうです。なぜ下水の量を計測するかというと、この先にあるポンプをどれだけ可動させるか知るためだそうです。
ヴェンチュリー管を抜けた下水は中間阻水室に入ってきます。ここでも下水を止めることができます。当時のままなのですが、確りと作られていますね。
下水は左右の扉に分かれて流れ込んでいきます。ここが一番低い部分です。深さ6mほどです。
左右に分かれたさきには喞筒井というポンプの先があります。その下には富士山の形をした山があってこれで効率よく吸い込めるそうです。
次はポンプ室です。
中に入ると大空間で、たくさんのポンプが並んでいます。壁の両サイドにはレールがあって、このレールにクレーンが付いてメンテナンスをしていたそうです。
ポンプ室にはヴェンチュリーメーターが付いていて、ここで下水の量が分かるそうです。1922年イギリスから輸入したそうですが当時のお金で32,860円だそうです。当時10kgのお米が2円だったので、現在の価値に直すと6千万円ぐらいですかね。
施設見学できるのはココまでです。
まとめ
1時間半も下水の勉強をしましたが楽しかったです。帰りにお土産をたくさんいただきました。
マンホールカードはもちろん、絵はがきや手提げ袋までいただきました。
これが東京23区のマンホールカードです。カラーのマンホールじゃないですよね。なぜかというと首都圏の道路は複雑でいろいろな色が表示に使われているのでマンホールを趣味趣向でカラフルにするのは御法度だそうです。だからカラーのマンホールは消火栓の黄色だけだそうです。
サクラとイチョウがあるのは直ぐに分かるのですが、実はユリカモメも13羽います。新しいマンホールは13羽ではないそうです!
マンホールカードのパンフレットもいただきましたが、全30種類で地域毎にカードの色が違うそうです。関東エリア青色で7枚もあります。まずは関東制覇を目指します。
ではまたヾ(^^へ)
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