こんにちは、ヒーニョンです。
ハードディスク デュプリケーターについてまとめます。
ハードディスク デュプリケーターとは
HDD(ハードディスク)やSSDなどのストレージをまるごと複製してしまうデータコピー機です。
利用シーンとしては次のようなものが考えられます。
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- パソコンのストレージが足りなくなり容量を大きくしたいとき、OS丸ごと複製ができるので、OSの再セットアップやアプリのインストール、初期設定などの手間が省けます。
- HDDから高速なSSDに切り替えたいときも上記の理由で手間が省けます。注意が必要なのが複製先のSSDの容量が複製元のHDDより大きな容量でなければならないです。
- データをバックアップする。パソコンの機能を使ってファイルコピーをするより速いです。膨大な数の画像ファイル1TBをOSのファイルコピーでやると丸一日かかったのですが、デュプリケーターをつかうと4時間で終わりました。
- 内蔵HDDを外付けHDDのように使用できます。テレビ番組の録画で容量がなくなったら内蔵HDDを差し替えて使えるのでDVD感覚です。
開封の儀
現在、いろいろなハードディスク デュプリケーターが販売されていますが、安価で評価の高い「ロジテック HDDスタンド 2bay ガチャベイ LHR-2BDPU3」を購入しました。
シンプルな構成で本体も軽いです。電源アダプターのコンセント部分が大きくなっているのが使いづらいです。
2台のHDDやSDDを差し込んで複製コピーを作るデュプリケーターとして機能します。このときはパソコンは不要です。
他にもUSB3.0でパソコンと繋いで外付けHDDのように使用できます。
SATAの2.5インチと3.5インチが差し込めるようになっています。
HDDを差し込む部分には簡易的なフタがありますが、ホコリが入り込むのは想像が付くので、据え置きのHDDとしての使用は避けた方がよいかもしれません。HDD自体もむき出しになりますしね。やるならガラスケースなど四方を囲まれたAVラックに入れたほうが良いでしょう。
底面にはゴム足が付いているので滑りにくいです。
1台のHDDを差し込めば、パソコンからは1台のHDDとして見えます。
2台のHDDを差し込めは、パソコンからは2台のHDDとして見えます。残念ながらストライピング(RAID0)やミラーリング(RAID1)のRAID機能はありません。
注意が必要なのがHDDの抜き差しです。パソコンにマウントした状態での抜き差しはできません。僕は知らずに1台差しパソコンにマウントした状態で、2台目のHDDを差し込んでしまい1台目のマウントが強制解除されてしまいました。幸い壊れませんでしたが、抜き差しする前にはパソコンでアンマウントしガチャベイの電源をOFFにしてから抜き差ししましょう。
デュプリケーターとして複製を作るときは、手前側(A)に複製元を差し、奥側(B)に複製先を差し込みます。間違って逆にすると複製元が消えてしまうので細心の注意を払う必要があります。
複製先の方が容量が大きい必要があります。例え複製元の使用サイズが小さいとしてもです。
HDDがむき出しになるのでファンが付いていません。長時間使用後にHDDを触るとかなり熱いので注意が必要です。
古い外付けHDDの再利用
大きくて邪魔な3.5インチの外付けハードディスクが部屋に散乱していてどうにかしたいと思っていました。
3.5インチは電源アダプターがあり本当に邪魔です。
プラスとマイナスドライバーがあれば分解できます。爪などが隠れているので探し当てるまでが面倒ですが、分かれば簡単に分解できるようになります。
分解すれば、プラスチックゴミと金属ゴミに分けられます。
必要なHDDだけになりコンパクトになりました。ガチャベイを利用すれば簡単にデータにアクセスできます。
事件は発生しました! ハードディスクをガチャベイに差し込んでも奥まではまらないのです。
まったく気にしていなかったのが内蔵HDDのインターフェースです。次の写真の上側がIDEで下側がSATAです。ガチャベイはSATAにしか対応していないのでIDEのハードディスクは読めなくなってしまいました。IDEは古い規格なので最近の機種には使われなくなりました。外見では分からないので古い機種は注意してください。
まとめ
デュプリケーターはハードディスクの複製が主たる機能なのですが、外付けハードディスクのようにも使かえて便利です。しかし、むき出しなので長時間使用するのにはホコリが気になります。この問題を解決するためには次の記事を参考にしてください。
ではまたヾ(^^へ)
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