こんにちは、ヒーニョンです。
顧客満足度で常に上位にいる格安SIMで有名なIIJmioのセミナーに参加できたのでレポートします。
IIJ本社セミナールーム
会場はIIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)本社です。場所はJR飯田橋駅の西口をでると目の前にそびえ立つ飯田橋グラン・ブルームです。
本社に入れるのは嬉しいですね。でも会社が会場の場合は入口が難しいですね。建物に入って直ぐにあるエスカレーターで2階にあがるとIIJの受付カウンターがあります。
そこでパスカードを貰ってゲートをタッチ&ゴーです。カッコイイですね。
セミナールームは13階でした。とてもガラス張りがキレイなお洒落な空間です。
席にはノベリティグッズがあり嬉しいですね。帰りにさらにお土産をもらえて嬉しかったです。
IIJmioの通信速度について
次の表はIIJmioの通信速度を計測したものです。データが2015年と古いので数値自体は現在と変わっていますが、傾向は現在でも同じです。その傾向は、昼休みの時間が非常に遅くなるということです。その他に朝の通勤時間と夕方から夜に掛けてが遅くなるそうです。アクセスが集中する時間が遅くなるということで、日本人は真面目に仕事をしているということでしょうね。
この傾向はIIJmioなどの格安SIMだけの話ではありません。
格安SIMの設備増強とは
MVNOとは格安SIM会社のことです。
左半分の図がキャリア(docomo、au、SoftBank)の設備になります。我々のスマホが基地局と通信をしてそれが光ファイバー網で集められる部分の設備をMVNOが借りています。この部分というのはキャリアもMVNOも差別無く同じ条件で通信できます。
右半分がキャリアとMVNOで違いがある部分になります。境界部分をPOI(Point Of Interface)ポイといいます。インターネット接続設備にデータが流れるのですが、その量をキャリアとMVNOの契約で決めているのです。
この量というのは3日間で3GBというのではなく、瞬間的に流せる量なので、蛇口の大きさのようなものです。
アクセスが集中すると一気に通れるデータが契約値に到達し、通信速度が遅くなるのです。
スマホの通信速度を決める要因
スマホの通信速度は、「付近の電波状況」、「基地局の混雑」、「POIの混雑」で一番条件の悪い要素が速度の上限を決めるのです。遅くなる原因の責任分担として「付近の電波状況」、「基地局の混雑」はキャリアの責任ですし、「POIの混雑」がMVNOの責任になるのです。
ここまで理解すれば、良く耳にするウソについて見破れます。だまされないようにしましょうね。
- ドコモ回線を使用している格安SIMだから速い!
- 格安SIMは都市部の混雑に弱い!
- 格安SIMは田舎で電波が弱い!
- 格安SIMは地下鉄の○○駅で使えない!
IIJmioの設備増強について
格安SIM会社の通信速度低下の責任となるのが「POIの混雑」です。このキャリアとMVNOの契約でデータを流す量を大きくすることを設備増強となります。しかし過剰に増強すると通信速度は速くなりますが、契約料が増大し経営を圧迫し格安で提供できなくなります。バランスと取るのが大切になります。
格安SIM会社によって設備増強の考え方が違い、次の2つのパターンがあります。左がまとめて大きく上げる、右がこまめに上げるです。
IIJmioは右側で月に2〜3回も増強しているそうです。僕もIIJmioを使っていますが、安定した速度がでているのも、この努力のお陰ですね。
通信速度の計測
格安SIMの実力を測るには、「付近の電波状況」、「基地局の混雑」といったキャリアの責任区分をテストしても仕方ありません。電波状況が良い場所で、しかも大混雑していない場所で計測する必要がありますね。
通信速度を計測するアプリにはpingという計測値があります。ご存じの通り、送信したものが返ってくるまでの時間です。この時間はアプリによってホストが違うので、違うアプリで図ったものを比べても意味がありません。
そしてMVNOでは、混雑時にあえて遅延を延ばす設定をしていて、体感を改善させているそうです。このチューニングが格安SIM会社によって変わってきます。
まとめ
僕はなんとなくは知っていたのですが、改めて話を聞いて理解度が増しました。POI(ポイ)がポイントですね。
次回は格安SIMの災害対策について書きます。
つづく…
ではまたヾ(^^へ)
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