こんにちは、ヒーニョンです。
「belkin Thunderbolt3 拡張ドック」についてレポートします。
環境の変化
僕はMacBook Pro(13インチ Late 2016)を使っているのですが、「belkin Thunderbolt3 拡張ドック」を使う前の環境は最悪でした。
MacBook Proには4つのUSB-Cポートがあるのですが、最近USB-C対応製品ばかり購入したので、せっかく購入したUSB-C接続のSDカードリーダーを挿すポートがなくなってしまいました。
何より面倒なのが、MacBook Proを持ち出すときです。ポートに挿しているケーブルの数が5本もあり全て抜き挿しする必要があるのです。そして5本もあればケーブルの長さが短いものもあり机の上が片付かない状況です。
ず~っと不満に感じていて、ようやくbelkinから僕の悩みを全て解決してくれる製品「belkin Thunderbolt3 拡張ドック」が発売されたのです。
開封の儀の前に改善された環境をお見せすると、MacBook ProにはUSB-Cポートに一本接続すれば完了です。電源ケーブルさえ気にする必要がないのがUSB-Cの凄さですね。MacBook Pro側のUSB-Cポートは3つも空きがあり必要に応じてSDカードリーダーを使えるようになりました。
拡張ドックも机の裏に隠しているので机を広く使えるようになりました。
せっかく購入したUSB-C製品が不要になってしまいました。しかし「belkin Thunderbolt3 拡張ドック」は持ち歩くわけにはいきませんので、外出時には必要に応じて使うかもしれません。
開封の儀
belkin製品はApple製品と同じように高級感があるので開封はワクワクします。
パッケージの説明はすべて英語でかかれていますが、絵を見ればなんとなく分かります。
拡張ドックは電源アダプターを接続すると電源ランプが黄色に点灯し、さらにMacBook Proと接続すると緑色に点灯します。
フタを開ける本体がでてきます。
本体の下に電源アダプターがあります。
同梱物は次の写真のものだけです。ACケーブルが日本用、台湾用、中国用の3種類入っています。
Thunderbolt 3ケーブル(1m)が1本付属しているのはありがたいです。別途購入すると高いですからね。
Thunderbolt 3とUSB-Cが混同しやすいのですが、Thunderbolt 3は世代を示し、USB-Cは形状を示しています。詳しくは「USB-C時代の到来! 正しいCケーブルの選び方」の記事をご確認ください。
各部詳細
さすがbelkin製品で質感は素晴らしいです。アルミのボディはMac製品のようです。
Belkinロゴの下に電源ランプが付いています。
本体のみの重さは377gです。サイズは210 x 88 x 29mmです。
全部で10個のポートが付いています。
前面には常時抜き差しして使えるように、USB3.0(USB-A)ポートとオーディオ出力(マイクの入力有り)が付いています。
左右の側面は黒色のパネルになっていてポートはありません。
背面がメインとなるポートが8つあります。
左から順に説明します。
- ギガビットEthernet
最近では当たり前の規格ですね。10/100/1000BASE-Tネットワークに対応するRJ-45ポートとして使えるようになります。 - オーディオ出力
マークのアイコンをよく見てください。ヘッドホンですよね。残念ながら前面のオーディオ出力ポートと違ってマイクの入力はないのです。 - USB 3.0 (USB-A) x 2
ロゴマークがSSと書いてあったり、青色の端子なのはUSB 3.0規格ということです。前面部分を合わせると合計3個あることになります。もちろん給電できます。 - Thunderbolt 3 (USB-C) x 2
2個付いていますが、どちら側でも構わないので1つを同梱のThunderbolt 3ケーブでMacBook Proと繋ぐので、使えるのは残りの1個になります。
Thunderbolt 3なので、Thunderbolt 3対応製品をデイジーチェーンで最大5台まで繋げますし、4Kのビデオ出力にも対応していますので、DisplayPortと合わせるとデュアル4Kビデオ出力が可能です。僕はUSB-C to DisplayPortケーブルでモニタに出力しました。
注意したいのが、はじめてMacBook Proに繋いだときに反応しなかったので初期不良かと思ったのですが、しばらくすると反応しました。Macがドライバー等の準備をしていたようです。 - DisplayPort
なぜHDMIではないのか? 疑問が残りますがパソコン用ディスプレイとしてはDisplayPortが格上なのかな。DisplayPortからHDMIに変換するケーブルもありますが、4K対応ではなかったり、相性問題もあるようなので僕はモニタがDisplayPortに対応しているのでそのまま繋ぎました。 - 電力
同梱の電源アダプターを接続し20V 8.5Aで給電します。
電源アダプター
電源アダプターは本体より重たく675gです。持ち運びには適していません。
ACケーブルはミッキー型コネクタ 3ピン(0.9m) です。アース付きなのですが、アース無しに変化する部品は付属していません。
入力は100から240V 2.5Aで、出力は20V 8.5Aです。本体に接続するケーブルは1.4mあるので邪魔にならないところに設置できます。
拡張ドックにハードディスクなど給電を必要とする機器を接続した状態でMacBook Pro(13インチ Late 2016)への給電を計測した結果、20V 3A = 60Wのフル性能で給電できていました。カタログ値では85Wまで対応していますので、87Wの電源アダプターが必要な15インチのMacBook Proモデルでも十分な性能は発揮できそうです。
MacBook Proに同梱されている61W USB-C電源アダプタは拡張ドックがあれば不要になるので、外出時に持っていくカバンに入れっぱなしにできます。
まとめ
拡張ポートとしてはSDカードリーダーがないのが気になりますが、性能は十分なほど確かです。特に気になるのが価格です。執筆時点では約41,000円とUSB-Cドックの中では一番高価です。拡張ドックは相性問題が起きやすいジャンルなので、慎重になるのですが、環境は千差万別で、結局は試してみないと分からないです。そこで信頼性の高いbelkin製品は安心して使えるメーカーの一つではないでしょうか。
ではまたヾ(^^へ)
こちらで購入できます
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