こんにちは、ヒーニョンです。
昨年に引き続き、NASメーカーSynology社の新製品・新機能を発表するイベント「Synology 2020」に参加してきました。
昨年「Synology 2019」の記事は「NASメーカーSynology社の新製品・新機能を発表するイベントに参加した」です。
今年の発表内容はビジネス向け
僕はパーソナルユースなので、発表を聞いて「場違いだったな!」と感じた今年のSynologyの発表会でした。
大規模なネットワークにおける管理ツールなどの話で、会社の情報システム部門が使うような話でした。
昨年の発表会でDSM 7.0が発表され心待ちにしていたのですが、今になってもリリースされない。担当者に今年中のリリースなのか聞いてみると、来年だそうです。問題が多くてリリースされないのではなく、より良くしようとして延びているそうです。
オンデマンド同期
DSM 7.0が今年リリースされないのは残念なのですが、僕が使いたかったオンデマンド同期は対応済みです。ただしMac版が遅れています。
オンデマンド同期について少し詳しく説明します。WindowsのOneDriveを使っている方ならご存知かと思いますが、ファイルをすべてダウンロードして、パソコン上の記憶域を消費することなく、すべてのファイルにアクセスできます。必要な時に自動的にダウンロードしてくれます。
どうやってやるかが分かりづらいので説明します。Synology ダウンロードセンターで使っているNASのモデルを入力して、デスクトップユーティリティから「Synology Drive Client」をダウンロードしてパソコンにインストールします。
Synology Drive Clientアプリから同期フォルダが作れます。
僕は2つ同期フォルダを作っています。下の画像で、Documentsに雲マークがついています。これがオンデマンド同期の目印です。
オンデマンド同期の切り替えは「同期規則」ボタンから「同期モード」タブの中の「オンデマンド同期を有効化してディスクスペースを節約します」にチェックを入れるかどうかです。
僕のオンデマンド同期の使い分けを紹介すると、まず通常の同期フォルダは写真管理ソフトのLightroomでつかうカタログファイルに使っています。
ファイル数が多く、高速アクセスが求められるためです。
オンデマンド同期にしているのが、自分で作成しているテキストやExcelなどのドキュメントファイルの保存場所として使っています。全体のボリュームに対して使用するファイルは少ないためです。
エクスプローラーでみると「状態」という項目があります。雲マークがダウンロードされていないファイルです。開こうとすると直ぐにダウンロードされます。
緑のチェックがダウンロード済み(背景緑は永続的にピン留め)です。ダウンロード済みでも、しばらくアクセスがないと自動的に雲マークに変わり、ディスクスペースを節約できます。
通常ならNASに直接アクセスしてファイルを開く必要があるのですが、あたかもローカルにデータがあるように操作できるのが便利ですし、DSMで管理されているので以前のバージョンに戻すこともできます。
同期の機能だけみてもNASはSynologyにしてよかったと思えます。
まとめ
参加の記念にノベリティをいただきました。Synology社は今年で創業20周年ということで、記念の腕時計までいただきました。
来年開催するならパーソナルユースな内容を期待します。
ではまたヾ(^^へ)
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