こんにちは、ヒーニョンです。
Surface Pro X 待ちに待っていた方も多いかと思います。見た目カッコイイですものね。
しかし、あえて言いますと、Surface Pro 7と購入を迷っているなら致命的なミスをするかもしれません。
この記事ではSurface Pro Xを購入してハッピーになってもらうため執筆しました。
購入前に知っておくべき重要なこと
技術仕様をみると、プロセッサが「Microsoft® SQ1™」と書かれています。
SQ1はARMプロセッサです。一般的なパソコンのCPUはIntelやAMD製でx86(x64)プロセッサですので、アーキテクチャが異なり互換性はありません。
簡単にいうと、頭脳の作りがまったく違うので同じプログラムでは動作しないです。
Surface Pro XはARMアーキテクチャで開発されたソフトウェアが必要です。しかし現状はARM対応のソフトウェアは少ないです。
そこでSurface Pro Xはx86ベースのソフトウェアをエミュレーションで動作させる機能があります。嬉しい機能ですが「動くけど遅くなるよね」という問題があります
そしてx86は32ビットアプリケーションですが、64ビットアプリケーションのx64アーキテクチャのものは動作どころかインストールすらさせてもらえないようです。
Windows版のアプリケーションが64ビット化に進んでいるなか、それはないよねと感じる仕様です。
話が難しくなったのでまとめると、Surface Pro Xで動作するソフトウェアは、
- ARMアーキテクチャ
- x86アーキテクチャ(32ビット)※エミュレーションで動作
動作しないソフトウェアは、
- x64アーキテクチャ(64ビット)
いま使っているソフトがx86なのかx64なのか区別していないし、販売サイトにも明記されていないので、Surface Pro Xを使いはじめて気付くことが多くなりそうです。
2020.10.01追記: 米国Microsoftは9月30日にARM版のWindows 10で、x64アプリのエミュレーションのサポートを、2020年11月のInsider Programなどから順次追加していくと発表したので、x64問題は時間が解決してくれそうです。
良いところ
Surface Pro XはARMプロセッサを採用したことで多くのメリットがあります。
- スマホのような瞬間的なスリープからの復帰
- 筐体の厚みは7.3mmで薄い
- 13インチでありながら重量が774gで軽量
- LTE常時接続でも消費電力が抑えられ、バッテリーは最大13時間連続使用可能になっています。
LTEは nanoSIM および eSIM をサポート
見た目がよくて、別売りのスリムペン付きキーボードはペンを収納できて使い勝手が良さそうです。
残念なところ
x64アーキテクチャ(64ビット)のソフトウェアが動作しないはARMの利点を取った痛みと考えて、それ以外を見ると、
- カラーが現状ブラックしかない
- Wi-Fi 5(802.11 ac)で最新の6ではない
- イヤホンジャックがない
想定する利用者像
Surface Pro Xに対してノートパソコンを期待すると不幸になります。ハッピーになるにはタブレットを期待することです。
Surface Pro XとSurface Pro7と比較するのは無意味なことです。比較するならiPad Proでしょう。
スマホのように機動力があり常に手元にある便利な端末をイメージするべきです。ノートパソコンと比較したら酷評になるのは当然です。用途が違いますからね。
価格
2020年1月14日から日本発売です。執筆時点で予約受付を開始しています。
最小構成(8GB, 128GB)142,780円(税込)です。Office Home & Business 2019は付属しています。
スリムペン付きキーボードが26,048円です。
合計すると168,828円(税込)です。
ではまたヾ(^^へ)
こちらで購入できます
画像はマイクロソフトのSurface Pro X 製品サイトのリンクです。
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