こんにちは、ヒーニョンです。
無印良品のネットストア限定で梅酒づくりセットが販売されていたので予約購入してみました。
はじめて梅酒を手作りしてみた感想は、カレーを作るより簡単で美味しくできるのだと驚きました。
このブロクでは梅酒を作ったことがない初心者でもわかるように作り方の紹介とあわせて、無印良品の梅酒作りセットについて説明します。
梅酒作りに必要な材料
梅酒を作るには次の6点必要です。
- 梅: 800円から4,000円(品種や状態で大きく違う)
- 果実酒用ビン4.0L: 600円から2,000円
- ホワイトリカー1.8L(アルコール分20度以上): 約1,200円
- 氷砂糖: 約350円
- キッチンペーパー
- 爪楊枝
無印良品の梅酒作りセットとは
ネットストア限定販売で例年5月初旬に予約開始されます。数量限定なので、すぐに売れきれるので注意しましょう。
無印良品の梅酒作りセットは必要な材料6点すべてがそろうキッドではありません。2点がまとめ買いできるものです。セットには次の3点が同梱され、クール便送料込みで5,900円です。
- 指定の梅と
- 果実酒用ビン(約4.0L)
- レシピリーフレット(梅酒レシピ)
梅だけの販売(レシピリーフレット付き)もあり、クール便送料込みで3,900円です。
果実酒用ビンが2,000円の計算です。
果実酒用ビンは無印良品で個別販売もしていて1,990円です。送料が別途になるので必要なら同時に購入するか、セラーメイトの取手付密封瓶と恐らく同じものなのでAmazonで購入するとよいです。価格はシーンズ中ならあまり変わらず、シーズンオフなら安く買えます。
口径(内径)がφ86mmなので手が入ります。白いゴムのパッキンは外れますし、金具部分も分解できるので洗いやすいです。
梅酒作りのシーズン
5月末から6月の間で、品種や気候によって変わります。この時期スーパーに並び、売れ残ると安くなっていきます。美味しい梅酒を作るには鮮度が重要です。素人目には判断付かないですが、新鮮なものは梅の表面に産毛が生え、少し白く化粧をしています。
無印良品で扱う梅の種類
無印良品の梅は完全予約制で、梅の状態が一番良いときに収穫し産地直送でクール便の配送なので、素人でも最高の梅を手に入れられるメリットがあります。デメリットとして価格が高いのと、いつ配送されるか分からないことです。(品種によって目安の配送日はあります)
無印良品で梅を扱うようになったのは僕が知る限りでは2017年からです。当時は3種類の梅でしたが、2021年では5種類に増えています。
和歌山県産
- 古城梅(ごじろうめ): “青いダイヤモンド”とも呼ばれる古城梅。その名の通り青く、硬い実が特長です。梅酒、梅ジュース
- 有機栽培の南高梅(なんこうばい): 陽に当たると梅の実に美しい紅をさすのが特長です。梅ジュース・梅酒・梅干し
- パープルクィーン: 濃い紫色が特長の小梅。ジュース、梅酒にすると鮮やかで透き通った独特のピンク色のエキスがでます。
福井県産
- 剣先梅(けんさきうめ): 剣先のように実の先が尖ったかたちをしており、しっかりとした果肉が特長の梅。梅酒、梅ジュース
- 紅映梅(べにさしうめ): 陽が射した果実の表皮が口紅のように鮮やかな紅色に染まる。梅酒、梅ジュース
梅干し作りなら有機栽培の南高梅がよいようです。
梅酒の作り方
品種が違っても作り方は同じです。無印良品で2017年に古城梅、2021年にパープルクィーンで梅酒を作りましたので、作り方は同じですが2種類書き残しておきます。
古城梅編
古城梅の粒の大きさは直径が約3cmでした。小さな傷はちょこちょこ付いています。自然のものだから仕方ありませんね。でもおおむねキレイな状態です。青梅なので実は硬いです。
梅の実を一粒一粒、丁寧に下ごしらえするのがポイントです。
水でよく洗います。
キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。
キレイになりました。(#^.^#)
爪楊枝でへたを取り除きます。
慣れると簡単に取り除けるようになります。
へたの外側から爪楊枝をそっと差し込んで、テコの原理で持ち上げるとポロっと取れます。
果実酒用ビン4Lの底に梅の実を敷き並べます。
その上に氷砂糖を敷きます。
交互に繰り返します。6層になりました。
ホワイトリカーをゆっくりと注いでいきます。
完成です。ここまで約1時間かかりました。慣れれば30分でできそうです。
封をして、冷暗所で保存し、時々ゆっくり瓶を動かして氷砂糖を溶かします。
パープルクィーン編
パープルクイーンの粒の大きさは直径が約2.5cmで少し小さいです。痛みやすいようで2粒汚かったので処分しました。見た目が赤いのでフルーツのようです。しかし香りはしません。
梅の実を一粒一粒、丁寧に下ごしらえするのがポイントです。 水でよく洗います。
キレイになりました。(#^.^#)
無印良品さんを疑うわけではありませんが、重さを測ると1kgより少し多めに入っていました。
へたの外側から爪楊枝をそっと差し込んで、テコの原理で持ち上げるとポロっと取れます。
完成です。ここまで約1時間かかりました。慣れれば30分でできそうです。
封をして、冷暗所で保存し、時々ゆっくり瓶を動かして氷砂糖を溶かします。
どんなピンク色に染まるのか楽しみです。
試飲
ところで梅酒には賞味期限があるのか気になって調べてみると、手作りの梅酒には基本的に賞味期限はないそうです。保存状態さえよければ数十年に渡って飲むことができるようです。子供の出産年に梅酒を作って、子供の成人でプレゼントする方もおられるようです。
古城梅編
2017.06.04追記: 1週間経過状況
1週間経過しても底には氷砂糖が残っています。梅の実は少しシワが入ってきました。
驚いたのが梅の実は浮かぶのですね!知りませんでした。
1ヶ月目の試飲
2017.06.26追記:
1ヶ月経過すると氷砂糖は完全に溶けてしまいました。梅の実は表面がシワシワになり一回り小さくなりました。25%ほどが沈んでいます。透明だったホワイトリカーが薄っすらと緑色になりました。
試飲してみると、もう美味しくいただけます。市販の梅酒とくらべると味が濃くて飲むとプファッといた感じで、すでに市販のものより美味しいです。
3ヶ月目の試飲
2017.08.28追記:
3ヶ月経過すると梅の実が50%ほど沈みました。ホワイトリカーの色を見比べると、さらに濃くなりました。
試飲してみると、少し辛味が増し大人な味になってきました。1kgも氷砂糖が入っているとは思えません。
1年目の試飲
2018.05.27追記:
ついに完成です。
1年経過すると梅の実は全部沈んでしまいました。色も梅の実と同じくらい濃くなりました。
フタを開けると香りが良いです。試飲してみると辛味が増したように感じます。
ジュース感覚で甘めで飲みたいなら1ヶ月目がいいと思います。1年経つとお酒感が増のでオツマミになにか欲しくなります。
梅の実は1年から2年の間で取り出したほうが良いそうです。
食べてみると、1年間も流しの下で放置していたのにシャキシャキして新鮮なのに驚きました。梅の断面をみると中まで染みているのがわかります。
2年目の試飲
2019.05.26追記:
梅の実を全部食べると梅酒が少なくなったような気がします。色は少し濃くなり茶色に近づきました。
1年目で辛くなったと感じていたのですが、2年目で少し辛味がおさまり、甘みと深みがでたように感じます。1年目より2年目のほうが美味しいです。
3年目の試飲
2020.05.26追記:
3年経つと見た目は赤みが増してきました。味は辛味と甘みが一気に押し寄せプッファーといった感じで、3年物の貫禄がでてきました。
4年目の試飲
2021.05.26追記:
4年経つとさらに赤みが増したように感じます。居酒屋に行くと1杯は梅酒を飲むのですが、それを上回る味の深みです。
新たに梅酒をつくるため果実酒用ビンが必要なので、ストッパー付ボトルに移し替えました。色の確認はできませんが、飲みやすくはなります。
ストッパー付ボトルは準備が大変です。まず、注ぎ口が小さいので洗いにくいです。殺菌のため煮沸消毒するのはよいのですが、乾かすのが大変です。放置していても乾かないので外からドライヤーで温めてやっと乾きました。頻繁におこなう作業ではないので仕方ありませんね。
パープルクィーン編
2021.06.03追記: 1週間経過状況
どのようなピンク色のエキスになるか楽しみで1週間経つと赤みの強いピンク色になりました。氷砂糖がまだ溶けていないので見た目は可愛くなっています。
1ヶ月目の試飲
2021.06.27追記:1か月経過状況
1週間でピンク色だったのが1か月経つと赤くなりました。3日に1度ほどビンを揺らしていたのですが氷砂糖はまだ少し残っているので試飲は諦めます。梅の実は元々小さいパープルクィーンですが、さらに小さくなったと気づきます。
3ヶ月目の試飲
2021.08.28追記: 3か月経過状況
色は赤茶色に染まりました。梅の実は梅干しのようにしわしわで小さくなり、7割が底に沈みました。
試飲してみると、甘みと辛さが入り混じり、ふわっとフルティーな爽やかさがしてきます。不思議な味わいです。しかし、まだ完成された味ではないです。
1年目の試飲
2022.05.26追記: 1年経過状況
色は少し濃くなり紅茶色に染まりました。梅の実は1個を残してすべて底に沈みました。
蓋を開けるとフルーティーな香りがして、試飲してみると、甘みを少しだけ感じ、アルコールを強く感じます。
梅の実は、ほぼ皮だけの状態です。食べてみると、弾力があり、ナスのぬか漬け、ピクルスのような食感です。梅酒を飲みながら一緒に食べるのが合います。
2年目の試飲
2023.05.26追記: 2年経過状況
色は茶色になりました。普通の梅酒は緑色が強いのですが、パープルクイーンは赤が強いのが特徴のようです。
梅の実は全部食べました。味はフニャフニャした感じなので、古城梅の方が美味しかったです。
梅酒は香りがフルーティーで飲むと一瞬甘みが押し寄せ直ぐに辛味がやってきます。
もう少し寝かせたほうが美味しくなりそうな気がします。
まとめ
無印良品の梅酒作りセットと材料で合計7,450円かかりました。果実酒用ビン4Lの容器代2,000円を引くと5,450円で梅酒4L(実際には少ない)になりますので、パックに入った1Lの梅酒が1,000円で販売されていることを考えると少し高いですね。
しかし味は別物ですし、愛着を持って自分で育てて飲む楽しみが増えたと考えると良いのかもしれません。
試飲の結果は随時更新していきます。
ではまたヾ(^^へ)
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