こんにちは、ヒーニョンです。
「プログラマ年収1000万円超えに向けて日々やるべきこと」で紹介した「ピープルウエア」の書評です。
ジャンル | マネジメント |
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評価 | |
読みやすさ | |
対象者 | 上級プログラマ、マネージャー、経営者 |
ページ数 | 320ページ |
必要性
上級プログラマ、マネージャー、経営者といった管理職向けの内容です。「管理者の役割は、人を働かせることにあるのではなくて、人を働く気にさせることである。」と説いています。 では、どうすれば働く気にさせることができるか?「人は最良の仕事仲間を持ったとき、愉快な気分になるし、力の限りを尽す。」 「人はチームが一体となったときにより良い仕事をするし、いっそう楽しいと感じる。」 といった内容が書かれています。 プログラマ、すなわち人をいかに楽しくさせるかがキーとなる内容です。管理者はソフトウェアならぬピープルウエアですね。
ちょっとネタバレ
知的で協調的な活動
人と接するのが苦手であったり、コミュニケーションが苦手という方が、一人で仕事ができるプログラマを目指しているという話を聞くのですが、残念ながらプログラマの仕事には協調性が必要です。ある程度のコミュニケーション力は必要です。
生産性
知的な活動であるだけにオフィス環境は重要です。しかし残念ながら日本企業のオフィス環境は最悪です。電話や雑音で騒々しく、割り込みが次々と入る場所にプログラマを押し込むかぎり、どんな改善も意味がありません。
僕の職場はプログラマまでに電話番をさせます。それも3コール以内に取れというのです。こんな緊張状態で生産性が上がるはずもありません。
能力差と生産性
プログラマの能力差は10倍であるといわれています。面白いことに企業間の生産性にも10倍の開きがあるというのです。ということは、能力と生産性は無関係だということです。プログラム言語、経験年数、年収は、生産性とは無関係なのです。生産性を上げるには管理者の手腕が大きいということです。
まとめ
トム・デマルコ氏の著書はとても読みやすく親しみやすいです。僕の好きな技術者の一人です。他の書籍もとても良かったです。
ではまたヾ(^^へ)
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