こんにちは、ヒーニョンです。
タイトル『モチベーション革命』から想像すると、今の仕事でどうやったらモチベーションを上げて成果をだすことができるかが書かれているように思うかもしれませんが、違います。
この書籍は若い世代(ゆとり・さとり世代)と年配世代(バブル世代、就職氷河期世代)の仕事にたいする考え方の違いを理解し、将来は好きなことで生きていく方法が書かれています。
タイトル | モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 |
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ジャンル | 戦略計画 |
著者 | 尾原和啓 (著) |
評価 | |
読みやすさ | |
対象者 | ビジネスマン(特にバブル世代、就職氷河期世代) |
ページ数 | 222ページ |
必要性
僕は就職氷河期世代です。仕事は気合と根性で頑張れば、あとは時間がなんとかしてくれると本気に思っていますし、事実そうでした。
しかし、若い子と仕事をすると噛み合わないのです。仕事は言われたことをキッチリやりますが、覇気を感じないし、仕事帰りに一杯やろうと誘っても嫌な顔するのです。
バブル世代、就職氷河期世代は、ないものをいかに埋めるかが最大のモチベーションでした。国や社会を動かし支えていくという大きな枠で突き進み豊かになりました。
ゆとり・さとり世代は、ないものがないです。世の中に足りていないものを見つけるのが困難です。すでにあらゆる課題が解決されました。国や会社を大きくしようというモチベーションはないのですから、話が合うはずもありません。
時代は社会のIT革命とグローバル化によって、あらゆる変化のスピードが早くなり、先が見えず、変化に富んだ時代です。
単純作業はロボットがやってくれるようになり、人工知能革命によりさらにロボット化が進みます。
今やっている仕事がロボットに変わるのも時間の問題かもしれません。
将来、どうやって生きていくか、その方法の1つに「好きなことで生きていく」があるのです。
筋肉が資本の時代は終わりです。今後は頭脳で勝負です。
ちょっとネタバレ
構成
- 第1章 「乾けない世代」とは何か?
- 第2章 偏愛こそが人間の価値になる
- 第3章 異なる「強み」を掛け算する最強チームの作り方
- 第4章 個人の働き方
若い世代を理解する
お互いを理解するために、組織やプロジェクトの立ち上げ時期に有効な手法として次の3つを紹介しています。
- ストレングス・ファインダー
- 偏愛マップ
- 自分のトリセツ
将来の働き方
ロボット化が進み、人間の仕事は次の3つになるそうです。
- 遊びが仕事
- 宮大工のような伝統職
- 永遠のフリーター(ベーシックインカム)
好きなことで生きていく方法
次の図を見てほしい。好きなことを仕事にして生きがいに変えていく状態遷移図です。
- 他人から見ればムダなことでも、自分が好きなこと(偏愛)をとことんやることから始まります。
- とことんやれば得意になります。※成果は気にしない
- 独自性があって上手なので自分を見つけてくれる出逢いがあります。
- 多くの人が集まり稼げるようなります。
- 好きなことで生きていく = 生きがい
最初は好きなことで稼げません。平日は目の前の仕事に集中してお金を稼ぐ(ライスワーク)。休暇に偏愛する(ライフワーク)とを区別し、ライフワークで稼げるようになり、生きがいとするのです。
まとめ
僕はライフワークにかける時間は少なくなってきたので、ライフワークで稼ぎたいと思いました。
問題は自分がなにに偏愛できるかです。プログラミングも好き、ゲームも好き、動画鑑賞も好き、読書も好き。でも偏愛できるかと問われると自信がなくなります。
昔はオン(仕事)・オフ(休暇)がはっきりしていて、好きなプログラミンを仕事にしましたが、仕事になると途端に疲れます。これからの時代はITを使い自分の好きに共感してくれる仲間集めが重要になってくると感じました。
ではまたヾ(^^へ)
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