こんにちは、ヒーニョンです。
自作PCをやっていると「CPUをどれにしようか?」と悩みます。
昔はi3 < i5 < i7 の図式が成り立っていましたが、最近では第何世代かも加味しないと、せっかくi7買ってもi5の新世代の方が安くて性能が良かったりします。
そこで世代を加味した一覧表を作ってみました。
2020.05.22追記: Intel Core第10世代に関する追記をしました。
歴代iシリーズのベンチマーク 一覧表
CPUの性能を計るのにCINEBENCH R15のスコアを用いました。
対象としたCPUは Intel Core iシリースの第2世代以降のデスクトップ用です。
CPU (リンクはAmazon) |
コア/ スレッド |
クロック | CINEBENCH R15 | |
---|---|---|---|---|
Multi | Single | |||
Core i9シリーズ | ||||
Core i9-10900K | 10C20T | 3.7-5.3GHz | 2680 | 230 |
Core i9-9900K | 8C16T | 3.6-5GHz | 2240 | 220 |
Core i7シリーズ | ||||
Core i7-10700K | 8C16T | 3.8-5.1GHz | 2340 | 230 |
Core i7-9700K | 8C8T | 3.6-4.9GHz | 1520 | 210 |
Core i7-8700K | 6C12T | 3.7-4.7GHz | 1450 | 210 |
Core i7-8700 | 6C12T | 3.2-4.6GHz | 1430 | 200 |
Core i7-7700K | 4C8T | 4.2-4.5GHz | 1000 | 200 |
Core i7-7700 | 4C8T | 3.6-4.2GHz | 900 | 190 |
Core i7-6700K | 4C8T | 4-4.2GHz | 890 | 180 |
Core i7-6700 | 4C8T | 3.4-4GHz | 820 | 170 |
Core i7-4790K | 4C8T | 4-4.4GHz | 860 | 170 |
Core i7-4790 | 4C8T | 3.6-4GHz | 730 | 150 |
Core i7-4770K | 4C8T | 3.5-3.9GHz | 710 | 150 |
Core i7-4770 | 4C8T | 3.4-3.9GHz | 710 | 140 |
Core i7-3770K | 4C8T | 3.5-3.9GHz | 670 | 140 |
Core i7-3770 | 4C8T | 3.4-3.9GHz | 670 | 130 |
Core i7-2600K | 4C8T | 3.4-3.8GHz | 610 | 130 |
Core i5シリーズ | ||||
Core i5-10400 | 6C12T | 2.9-4.3GHz | 1420 | 190 |
Core i5-9600K | 6C6T | 3.7-4.6GHz | 1170 | 200 |
Core i5-9400F | 6C6T | 2.9-4.1GHz | 990 | 180 |
Core i5-8600K | 6C6T | 3.6-4.3GHz | 990 | 180 |
Core i5-8500 | 6C6T | 3-4.1GHz | 1040 | 180 |
Core i5-8400 | 6C6T | 2.8-4GHz | 950 | 160 |
Core i5-7600K | 4C4T | 3.8-4.2GHz | 720 | 180 |
Core i5-6600K | 4C4T | 3.5-3.9GHz | 600 | 170 |
Core i5-6600 | 4C4T | 3.3-3.9GHz | 600 | 170 |
Core i5-5675C | 4C4T | 3.1-3.6GHz | 570 | 150 |
Core i5-4670K | 4C4T | 3.4-3.8GHz | 520 | 150 |
Core i5-4670 | 4C4T | 3.4-3.8GHz | 520 | 150 |
Core i5-3570K | 4C4T | 3.4-3.8GHz | 510 | 130 |
Core i5-2500K | 4C4T | 3.3-3.7GHz | 460 | 130 |
Core i3シリーズ | ||||
Core i3-8350K | 4C4T | 4GHz | 680 | 170 |
Core i3-8100 | 4C4T | 3.6GHz | 620 | 150 |
ナンバリングの見方
Intel Core iシリーズのナンバリング(型番)は「Core i7-9700K」などと付けられています。
一見すると数値が羅列していて分かりにくいのですが、次のような意味があります。
- Core: ブランド名
- i7: グレード(i9 > i7 > i5 > i3 ※左ほど性能が高い
- 4桁数値の先頭 9: 世代(数値が大きいほど新しい世代)
- 4桁数値の後ろ3桁 700: 型番(数値が大きいほど性能が高い)
- K: 製品カテゴリー
- X: ウルトラハイエンド向け
- K, C: オーバークロック対応
- なし: 通常版
- F, P: 内蔵GPU非搭載
- S, T: 省電力
歴代iシリーズのベンチマーク グラフ
横軸を発売開始日にし、縦軸をマルチコアのスコアとした分散図を作ってみました。
こうすると横軸が時間軸になるので、ムーアーの法則は崩壊したといわれますが、時間の経過とともに性能が飛躍的に良くなっているのがわかります。
時代とともに何がハイスペックかは変わっていきます。同じi7でも世代によって性能が大きく変わるので世代をまたぐ性能比較はベンチマークを見ないとわかりません。
現時点で4つのレベルに色分けしました。
- 赤い領域: ハイスペック
- 青の領域: 準ハイスペック
- 緑の領域: ミドルクラス
- 黄色領域: エントリー
ビデオカード(GPU)、メモリ、ストレージにもよりますが、
- ハイスペックは本気で速くしたいときですね。
- 準ハイスペックなら負荷のかかる作業が何とかこなせる。
- ミドルクラスならそこそこ何でもできる。
- エントリーならブラジングなどの軽い作業ができる。
上記ではCINEBENCH R15のMulti Coreのスコアでしたが、Single CoreとR20の結果もグラフにまとめました。
まとめ
価格についても書こうかと思ったのですが、相場が替わるのが早いので、今回はやめました。
グラフを見れば、世代を跨いで、どのスペックのCPUを狙うか分かるので、価格を調べてコスパの良いものを選んだらよいと思います。
執筆時点では、準ハイスペックだとCore i5-9400Fが19,940円でコスパがよいです。
ではまたヾ(^^へ)
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