こんにちは、ヒーニョンです。
自作PCを安く作ろうと考えるとCPUはIntelよりAMDの方がコスパがよいイメージがあります。
そこで世代を加味した一覧表を作ってみました。
歴代Ryzenシリーズのベンチマーク 一覧表
CPUの性能を計るのにCINEBENCH R15のスコアを用いました。
対象としたCPUは AMD Ryzenシリースの第1世代以降のデスクトップ用です。
CPU (リンクはAmazon) |
コア/スレッド | クロック | CINEBENCH R15 | |
---|---|---|---|---|
Multi | Single | |||
Ryzen 9 3950X | 16C32T | 3.5-4.7GHz | 4070 | 220 |
Ryzen 9 3900X | 12C24T | 3.8-4.6GHz | 3170 | 210 |
Ryzen 7 3800X | 8C16T | 3.9-4.5GHz | 2170 | 210 |
Ryzen 7 3700X | 8C16T | 3.6-4.4GHz | 2120 | 210 |
Ryzen 5 3600X | 6C12T | 3.8-4.4GHz | 1800 | 200 |
Ryzen 7 2700X | 8C16T | 3.7-4.3GHz | 1780 | 180 |
Ryzen 7 1800X | 8C16T | 3.6-4.0GHz | 1610 | 160 |
Ryzen 5 3600 | 6C12T | 3.6-4.2GHz | 1580 | 200 |
Ryzen 7 1700X | 8C16T | 3.4-3.8GHz | 1540 | 150 |
Ryzen 7 2700 | 8C16T | 3.2-4.1GHz | 1530 | 170 |
Ryzen 7 1700 | 8C16T | 3.0-3.7GHz | 1430 | 140 |
Ryzen 5 2600X | 6C12T | 3.6-4.2GHz | 1380 | 180 |
Ryzen 5 2600 | 6C12T | 3.4-3.9GHz | 1310 | 160 |
Ryzen 5 1600X | 6C12T | 3.3-4.0GHz | 1250 | 160 |
Ryzen 5 1600 | 6C12T | 3.2-3.6GHz | 1150 | 150 |
Ryzen 5 1500X | 4C8T | 3.5-3.7GHz | 800 | 150 |
Ryzen 5 1400 | 4C8T | 3.2-3.4GHz | 790 | 130 |
ナンバリングの見方
AMD Ryzenシリーズのナンバリング(型番)は「Ryzen 7 3800X」などと付けられています。
一見すると数値が羅列していて分かりにくいのですが、次のような意味があります。
- Ryzen: ブランド名
- 7: グレード(9 > 7 > 5 ※左ほど性能が高い)
- 4桁数値の先頭 3: 世代(数値が大きいほど新しい世代)
- 4桁数値の後ろ3桁 800: 型番(数値が大きいほど性能が高い)
- X: 製品カテゴリー
- X: 省電力よりも高性能を指向したデスクトップパソコン向け
- 無印: 標準的な消費電力のデスクトップパソコン向け
- G: GPUを統合するデスクトップパソコン向け
歴代Ryzenシリーズのベンチマーク グラフ
横軸を発売開始日にし、縦軸をマルチコアのスコアとした分散図を作ってみました。
Intel Core iシリーズのスコアを一緒にプロットすると、IntelとAMDの競争がわかります。
IntelのCPUについては「Intel Core iシリーズ(デスクトップ)CPU歴代ベンチマーク一覧表」の記事を参考にしてください。
こうすると横軸が時間軸になるので、ムーアーの法則は崩壊したといわれますが、時間の経過とともに性能が飛躍的に良くなっているのがわかります。
時代とともに何がハイスペックかは変わっていきます。執筆時点で4つのレベルに色分けしました。
- 赤い領域: ハイスペック
- 紫の領域: 準ハイスペック
- 青の領域: ミドルクラス
- 水色領域: エントリー
ビデオカード(GPU)、メモリ、ストレージにもよりますが、
ハイスペックは本気で速くしたいときですね。
準ハイスペックなら負荷のかかる作業が何とかこなせる。
ミドルクラスならそこそこ何でもできる。
エントリーならブラジングなどの軽い作業ができる。
先に示したグラフはAMDのRyzenが先手をいっているのですが、これはMulti Coreのベンチマークでした。次にSingle Coreのベンチマークを見ると、Intelが先手のようです。
一概には言えませんが、Single CoreのIntel、Multi CoreのAMDといった感じです。
AMD社では次のように区別しています。
CPUの価格
次の表がよく比較されるAMDとIntelのCPU価格です。
価格は大きく変動するので執筆時点でAmazonの過去最低価格を抜粋しました。
AMD Ryzenシリーズ | Intel Core iシリーズ | ||
---|---|---|---|
CPU | Amazon 過去最低価格 |
CPU | Amazon 過去最低価格 |
Ryzen 9 3900X | 63,370円 | Core i9 9900K | 57,351円 |
Ryzen 7 3800X | 50,738円 | Core i7 9700K | 44,980円 |
Ryzen 5 3600X | 30,287円 | Core i5 9600K | 27,727円 |
Ryzen 5 3600 | 24,614円 | Core i5 9600 | 26,728円 |
まとめ
デジタルフェアでAMDさんのセミナーを聞いたのですが、AMDのCPUはXboxやPS4に使われていて知らないうちに接していることが多いです。今年AMD設立50周年で、CPU販売シェアが50%超えたそうです。
会場にはマザーボードメーカーのASRockさんも来ていて話を聞けました。AMDはグラボなどの相性問題が多いのか聞いてみたのですが、基本的にはないそうです。あるとしたらマザーボードのメーカーの問題で、ASRockさんは、そうならないように頑張ってるそうです。
僕は自作PCではAMDのCPUは買ったことがないのですが、コスパがよいので、タイミングがあえば挑戦してみたいと思いました。
ではまたヾ(^^へ)
こちらで購入できます
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