こんにちは、ヒーニョンです。
僕は建築士、建築施工管理技士、ブログラマ(応用情報技術者)と技術者として人生を歩んできました。
社会人として働きはじめたころ「僕は社長まで出世できるのだろうか?」とふと疑問に思っていました。それは自社を見ても世間を見ても大きな会社ほど社長が技術屋ということが少ないからです。
幸い人並みに出世でき部門長までやってみて感じたのが社長職と技術職はまったく異なるスキルだということです。新しい技術が押し寄せてくるなか、社長業をするのは並大抵のことではできないと痛感しました。
故 岩田聡氏をご存知でしょうか?
任天堂の歴代社長です。テレビCMにも出演していたので覚えている方も多いと思います。岩田聡氏は根っからのプログラマーです。それも凄腕です。
書籍『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』を読めば、どうやって技術屋が社長になれたのかが分かります。
タイトル | 岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 |
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ジャンル | ビジネス・経済 > ビジネス人物伝 |
著者 | ほぼ日刊イトイ新聞 (著, 編集) |
評価 | |
読みやすさ | |
対象者 | 技術職、任天堂信者 |
ページ数 | 224ページ |
必要性
人付き合いが苦手とされる技術屋でもコミュニケーションが重要な社長になって成功した話を聞いてみたいです。
ちょっとネタバレ
構成
- 第1章 岩田さんが社長になるまで。
- 第2章 岩田さんのリーダーシップ。
- 第3章 岩田さんの個性。
- 第4章 岩田さんが信じる人。
- 第5章 岩田さんの目指すゲーム。
- 第6章 岩田さんを語る。
- 第7章 岩田さんという人。
苦労を続けられる秘密
岩田聡氏は人が喜ぶ(ハッピーになる)姿を見るのが好きで、自分にとってご褒美だった。だから苦労とは思わず努力し続けることができたそうです。その喜ばせる方法のひとつがプログラミングでした。お客様はもちろんですが、仕事仲間にもハッピーになってもらいたいし、社長になれば全社員がハッピーになってもらいたい。徹底して人を喜ばせることを考えていたそうです。
人をハッピーにするための人生を高校生から大学、バイト、HAL研究所入社、HAL研究所社長、任天堂社長、ニンテンドーDS発売、Wii発売、2015年7月11日亡くなるまでの人物伝になっています。
MOTHER2開発で知り合った糸井重里氏(コピーライター)、星のカービィ開発で知り合った宮本茂氏(マリオ生みの親)が岩田聡氏とのエピソードを語っています。
社長の立場でも苦手な分野は部下であろうと敬意を払い、自分が得意なことを率先してやったそうです。自分が苦労だとは思わずに続けられることで、価値があるものを見つけることができたら幸せです。
まとめ
この書籍を読むきっかけになったのが『ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞』でビジネス書部門ベスト10に入っていて知りました。
少し早く読めれば、僕も社長になっていたかもwと思えます。とはいえ2019年発行なので無理ですが、若い技術者には読んでもらいたいです。また非エンジニアでも任天堂のゲーム開発の裏側を見れ楽しく読めると思います。
ではまたヾ(^^へ)
こちらで購入できます
岩田聡氏に興味があるなら『ゲーム界のトップに立った天才プログラマー 岩田聡の原点』もおもしろいです。
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