こんにちは、ヒーニョンです。
今日は通信速度の調査です。
通信範囲の種類は、WAN(ワン)とLAN(ラン)に分けられます。WANとは広い範囲に及ぶネットワークでAmazonで買い物ができたり、YouTubeで動画を視聴できたりし、通信速度は遅い傾向にあります。逆にLANは狭い範囲を指し、同一建物内を有線ケーブルを使ってパソコンを繋ぎます。通信速度は速い傾向にあります。
今回はLANの通信速度について調査します。
LANのネットワーク構築には、有線のLANケーブルを配線する方法と無線のWi-Fiルーターを設置する方法があります。LAN接続はギガビットEthernet(1000BASE-T)方式で伝送速度1Gbpsが普及しています。一方、無線のWi-FiはIEEE802.11ac方式で転送レート1.3Gbpsが普及しています。数値だけみるとWi-Fiの方が速いことになります。
僕は古い人間なので、有線のEthernetが速いと思っています。それを実験で実証してみたいと思います。
開封の儀
クライアントにはMacBook Pro(Late 2016)を使用します。Wi-FiはIEEE802.11acで転送レート1.3Gbpsが標準搭載しています。ギガビットEthernetを登載していないので、USB-CからギガビットEthernetに変換するアダプタが必要になります。
購入したのがBelkinの「USB-C to Gigabit Ethernet Adapter」です。もちろん1000BASE-Tに対応しています。
Belkin製品は僕の中では高級メーカーなので価格は高いイメージです。Apple Storeで通常価格4,000円ですが、2016年末までは特別価格3,000円で販売されています。
パッケージはBelkinグリーンが眩しいです。
商品はApple純正のような仕上がりです。
裏にはしっかりとBelkinロゴが入っています。
Ethernetポート側は一般的なRJ-45ポート(メス)が付いています。
設置
アダプタはスリムなので違和感はありません。一般的にはLANケーブルを差し込む部分にはデータの通信状況を知らせるためにランプが点灯するのですが、Belkinの「USB-C to Gigabit Ethernet Adapter」にはランプが付いていないようです。チカチカしてうっとうしいので僕は無い方が好きです。
システム環境設定のネットーワークにUSB-C LANが表示されるようになります。Wi-Fiも緑色になって接続されていますが、上にある方が使用されます。順序を変えるにはリストの下にある歯車ボタンで「サービスの順序を設定…」を選びましょう。
これで、クライアント側の準備が完了です。
計測
サーバー側は2種類用意しました。AirMac Time Capsuleに内蔵のHDDとMac mini(Late 2014)に内蔵のSSDです。クライアントのMacBook Proから、ギガビットEthernet接続およびWiFi接続をして速度を計測します。
速度計測に使用するアプリはDisk Speed Testです。
LAN(1000BASE-T)1Gbps | Wi-Fi(IEEE802.11ac)1.3Gbps | ||
---|---|---|---|
Write | Read | Write | Read |
39MB/s | 45MB/s | 28MB/s | 25MB/s |
LAN(1000BASE-T)1Gbps | Wi-Fi(IEEE802.11ac)1.3Gbps | ||
---|---|---|---|
Write | Read | Write | Read |
101MB/s | 105MB/s | 74MB/s | 38MB/s |
予想通り有線LANの方が速いことが実証できました。Mac mini(Late 2014)から直接内蔵SSDを計測するとWriteが640MB/s Readが720MB/sですから、有線LAN接続で100MB/sはかなりスピードが落ちたことになりますが、それでも100MB/sオーバーは高速で快適です。
一方、Wi-Fiは通信ロスが多いのでしょう。かなり遅くなってしまいます。
まとめ
WAN接続でYouTubeを視聴するようなネットの使い方しかしないのであればWi-Fi接続で十分ですが、LAN接続で大量のファイルをやり取りするなら有線LAN接続にするメリットがありますね。
余談ですが、実はLANケーブル、一部の人はこれをDIYでやっているひともいるんです。
(https://note.cman.jp/network/lan_cable_make.cgi)
ケーブル自体こんなに色々種類があるようです。RSコンポーネンツ
ではまたヾ(^^へ)
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