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USB 3.0 スピードの恩恵を受けていますか?

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1USB3 0or2 0タイトル

こんにちは、ヒーニョンです。

最近発売される製品のほとんどがUSB3.0になってきました。しかし自宅にはUSB2.0の製品もたくさんあり混在しているのではないでしょうか?
USB3.0の恩恵を受けるには、パソコン、ケーブル、ストレージと全てがUSB3.0対応でなければ意味がありません。これが本当なのか実際に計測してみました。

USB3.0と2.0の規格値

USB2.0の転送速度は480Mbps
USB3.0の転送速度は5Gbps
※bpsはbit/秒、1G = 1024Mです。
規格値ではUSB3.0がUSB2.0に比べて約10倍の速度でデータを転送することが可能です。

計測パソコン

Mac mini (Late 2014) です。もちろんUSB3.0対応です。

USB3.0を見た目で判断する方法の一つに青色だったらUSB3.0というルールがあるのですが、Apple製品はデザイン優先で青色にしていません。
Mac miniは黒色です。
2Mac mini USB3 0黒色

そしてMacBook Airはなんと白色ですよ!確かに白の方がいいですね。
3MacBook Air USB3 0白色

計測ケーブル

  1. Mac mini USBポート直付け(USB3.0)
    このときのスピードが一番有利そうですね。
  2. ハブ(USB3.0)U3H-A401BBK

    この商品は青色ですね。(*^_^*)
    4ハブ USB3 0 U3H A401BBK

  3. ディスプレイ(USB3.0)EV2455BK

    最近のディスプレイにはUSBが付いていて便利ですね。
    5ディスプレイ USB3 0 EV2455BK

  4. 延長ケーブル(USB2.0)
    USB2.0のハブをもっているのですが、ハードディスクを接続すると動作しないのでUSB延長ケーブルで代用します。
    USB3.0は速度以外にも良い点があります。それはバスパワーの給電能力がUSB2.0の約1.8倍(最大900mA)あるのです。このことが影響してかUSB2.0ハブを使うのをあきらめました。
    用意したケーブルで唯一USB2.0です。遅くなるかな?
    6延長ケーブル USB2 0

計測ストレージ

  1. Mac mini (Late 2014) 内蔵SSD 513GB
    これはUSBの転送速度とは関係ないですが、ついでに計測してみます。
  2. ハードディスク(USB3.0)BUFFALO HDD 1TB HD-PCF1.0U3-BB/N
    外付けコンパクトハードディスクです。

  3. ハードディスク(USB3.0)LaCie HDD1TB LCH-RK1TU3S
    こちらもメーカー違いの外付けコンパクトハードディスクです。

  4. USBメモリー(USB3.0)Transcend 32GB

    こちらの商品もUSB3.0なので青色です。
    7USBメモリー USB3 0 Transcend 32GB

  5. USBメモリー(USB2.0)BUFFALO 4GB
    かなり古いので型番が不明です。
    8USBメモリー USB2 0 BUFFALO 4GB
  6. カードリーダー(USB3.0)MR3-C002BK

    SDカードなどをパソコンと繋ぐ機器です。
    9カードリーダー USB3 0 MR3 C002BK

    このカードリーダーにコンパクトフラッシュ(SanDisk Extreme CompactFlash 16GB)を入れます。60MB/sと表記してありますね。
    10コンパクトフラッシュSanDisk 16GB

  7. カードリーダ(USB2.0)BSCRA26U2
    11カードリーダー USB2 0 BSCRA26U2
    USB3.0のカードリーダーと同じコンパクトフラッシュで計測します。

計測アプリ

Macでストレージ速度を計測できる定番アプリ「Disk Speed Test Version2.2.2」を使用しました。

バージョン: 2.2.2
カテゴリ: ビデオ
価格: 無料 (記事作成時点)

計測結果(書き込み速度)

Write[MB/s] 1.Mac mini直付け(USB3.0) 2.ƒハブ(USB3.0) 3.ƒディスプレイ(USB3.0) 4.延長ケーブル(USB2.0)
1.Mac mini 内蔵SSD 643.3
2.ハードディスク(USB3.0) 97.9 100.5 96.3 41.5
3.ハードディスク(USB3.0) 55.6 53.8 54.9 38.5
4.USBメモリー(USB3.0) 23.2 23.8 23.0 17.8
5.USBメモリー(USB2.0) 2.7 3.5 3.1 4.7
6.カードリーダー(USB3.0) 50.0 48.8 49.2 27.9
7.カードリーダ(USB2.0) 14.7 14.1 14.1 14.3

USB2.0が入ると遅くなっているのが分かります。ただ規格値では約10倍違うのですが、実際には約2倍の違いであることが分かりました。また同じUSB3.0でもストレージの種類やメーカーでも大きく速度が違いますね。

計測結果(読み込み速度)

Read[MB/s] 1.Mac mini直付け(USB3.0) 2.ƒハブ(USB3.0) 3.ƒディスプレイ(USB3.0) 4.延長ケーブル(USB2.0)
1.Mac mini 内蔵SSD 714.7
2.ハードディスク(USB3.0) 112.4 112.6 112.4 41.5
3.ハードディスク(USB3.0) 60.5 60.5 60.5 41.9
4.USBメモリー(USB3.0) 82.4 82.4 82.5 41.5
5.USBメモリー(USB2.0) 10.9 13.3 18.0 18.2
6.カードリーダー(USB3.0) 66.2 66.3 65.8 39.3
7.カードリーダ(USB2.0) 15.2 14.7 15.2 16.9

読み込みと書き込みの違いはあまりないですね。

まとめ

参考資料としてMac mini内蔵のSSDを計測しましたが高速なUSB3.0と比べても約7倍も違うのに驚きました。OSやアプリなどはSSDに保存したいですね。ちなみにSSDには寿命があって書き込める回数に限度があります。まぁ通常の使い方をしていたら、SSDの寿命よりハードの寿命が先に来る確率が高いので気にする必要はないですがね。

時代はどんどん進化しています。2013年にUSB3.1がすでに発表されています。そろそろ普及するかもしれませんね。

ではまたヾ(^^へ)

ケーブル関係について書いた記事です

Lightning
USB-C
Mini DisplayPort
その他

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