こんにちは、ヒーニョンです。
MacBook Pro(13インチ, Late 2016)のUSB-Cポートでのビデオ出力について書きます。
グラフィックは「Intel Iris Graphics 550」を積んでいます。ビデオのサポートについて仕様は次のようになっています。
MacBook Pro(13インチ, Late 2016)ビデオのサポート
- 1台のディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
- 最大2台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
- Thunderbolt 3デジタルビデオ出力
- USB-C経由でDisplayPort出力に標準対応
- アダプタ(別売り)を使用したVGA、HDMI、Thunderbolt 2出力に対応
以前の記事「Mac mini (Late 2014) でトリプルディスプレイに失敗」のリベンジでもあるのです。
開封の儀
ビデオ出力のために購入したのはApple純正の「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」です。
通常価格は7400円ですが、2016年末までは特別価格5200円で購入できます。それでも高くない!?
やりたかったのは、USB-CからHDMIへの変換ですが、もれなくUSB-CとUSB-Aが付いてきます。
Appleらしく丁寧な梱包です。
ポートが3つも付いているので大きくてMacBookの真横にあるのは邪魔ですね。USB-Cの延長ケーブルがあればいいのですが、現時点では販売されていないようです。
USB-C、HDMI、USB-Aのそれぞれの間隔があるので、通常のケーブルなら干渉することはなさそうです。
パソコン側に接続するのがUSB-Cになります。リバーシブルなので気にせず接続できて、とても良い端子です。相変わらずUSB-Aはのぞき込んで上下を確認する必要がある面倒な端子です。
設置
「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」の最大の魅力が充電しながらHDMI出力ができることです。オマケでUSB-Aハブが付いている感じです。MacBookは持ち歩く製品なので、帰宅してUSB-Cを1個だけ接続すれば環境が整うのが理想です。
でも僕はEIZOの「FlexScan EV2455」を2台所有しています。MacBookのディスプレイと合わせてトリプルディスプレイにしたいのです。
仕様には「最大2台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度」となっています。「FlexScan EV2455」の解像度は1920 x 1200なので余裕で大丈夫です。(#^.^#)
そして2台目のビデオ出力のために用意したのが、アダプタなしで使えるUSB-C to DisplayPortのケーブルです。
※ディスプレイ側がDisplayPortに対応している必要があります。
「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」1つをMacBookに接続すれば夢のトリプルディスプレイだ!!
あれ??
映らない??
「USB-C to DisplayPort」をMacBookに直接接続すれば映るので、ケーブルの問題ではないようです。
USB-C 1ポートから2台のディスプレイを表示するのはキツいのかな?
ビデオ出力が無理なら、代わりにUSB-C対応ハードディスクを接続してみます。
あれ??
動かない??
ならば! USB-C to LightningでiPhoneを繋いでみました。でも結果は同じ、認識しません。(T_T)
どうやら、「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」のUSB-Cポートは電源の供給しかできないようです。知らなかったよ! (T_T)
USB-C to USB-A ケーブルを使って、「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」のUSB-Aでの充電を試みましたが、充電はできませんでした。
USB-C Digital AV Multiportアダプタの仕様
「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」の仕様は次のようになっています。
HDMIポート
- HDMI 接続に対応したテレビ、ディスプレイ、プロジェクタ
- HDMI 1.4b
- 720p および 1080p の HDTV、プロジェクタ、ディスプレイ (最大解像度 1920×1200)
- 以下の解像度の 4K Ultra-HD テレビおよびディスプレイ
- 3840×2160 (30Hz)
- 4096×2160 (24Hz)
USB-Aポート
- 最高 5 Gbps のデータ転送速度に対応しています (USB 3.1 Gen 1)
標準的な USB デバイスまたは USB ハブを接続できます。USB-C
- USB-C ポートはコンピュータを充電できますが、データは転送しません。
EIZO EV2455(24.1型)の解像度は1920 × 1200です。接続してみてディスプレイの設定をみると、期待通りの解像度が設定できますし、リフレッシュレートも60Hzでした。
まとめ
「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」のUSB-Cポートは電源供給専用、USB-Aポートは周辺機器接続専用だと分かりました。
ショックですね。「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」のUSB-Cポートは電源の供給のみしかできない事実、残念な仕様です。
USB-Cを2本さすなら「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」ではなく、「USB-C to DisplayPort」を2つ購入したほうが、MacBook回りはスッキリしたのにな。
ちなみにThunderbolt 3経由でディスプレイに接続すると、もれなく電源供給がされるようです。これ理想ですね。でも「FlexScan EV2455」にはThunderbolt 3が無いのです。
USB-Cになり、ケーブルの上りと下りを気にせずに接続できるようになったのですが、物理的に繋がっても内部には上りと下りを制御していて、動作しないパターンが存在するようになります。見た目で分からないので厄介ですね。
ではまたヾ(^^へ)
ケーブル関係について書いた記事です
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- USB3.0
- USB-C
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こちらで購入できます
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